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    焼酎の種類はどのくらいあるのでしょうか、焼酎の作り方から。

    焼酎の種類はどの位と始めましたが、製造方法による種類、原材料による種類、銘柄による種類、そして世の中で希少品と又は幻といわれる種類の焼酎など、まとめを書き上げていくうちに、あれやこれやと、種類を拾いだすのに苦労しました。

    焼酎の定義

    簡単に焼酎を定義すると以下のようになります。
    ●発芽させた穀類又は果実を使用していないこと(ウイスキー類などとの区別)
    ●しらかばの炭などで濾していないこと(ウオッカとの区別)
    ●廃糖蜜・精製糖蜜・甜菜糖蜜を原料に使用している場合には蒸留時のアルコール度数が95度未満ではないこと
    ●蒸留時に指定外の物品を添加していないこと(リキュール類との区別)
    ●アルコール度数が45度(35度の場合もある、詳しくは次節参照)未満であること(原料用アルコールとの区別)

    出典:http://www.shochu.jp

    焼酎の種類

    甲類焼酎

    焼酎甲類

    焼酎甲類は、かつては「新式焼酎」と呼ばれていました。文字通り、伝統的な焼酎に対して「新しい」焼酎という意味です。乙類との一番大きな違いは連続式蒸留機で蒸留を行なっていることです。
    原料を糖化し発酵して生まれる醪(もろみ)は数本の蒸留塔に連続的に供給され、蒸発、分縮、還流という複数の作用により高純度のアルコールが取りだされます。これは単式蒸留機で何度も蒸留を繰り返すことと同じ原理です。
    こうして抽出された焼酎甲類は無色透明でピュアなクセのない味わいが特徴です。

    ピュアでクセがないからこそ、その楽しみ方も酎ハイやサワー、お湯割り、カクテル、果実酒、薬用酒と...無限に広がります。もちろん本来のすっきりした味わいを楽しむロックもおすすめです。他には、糖質、脂質がゼロ、翌日の酔いざめが良いという、うれしい特徴もあります。また、アルコール度数は36%未満に規定されていますので、誰にでも気軽に楽しんでいただける焼酎です。

    焼酎甲類のできるまで

    焼酎甲類" は蒸留酒です。飲んだときの "クセのなさ"や"のみやすさ" などは蒸留することから生まれるのです。また、"焼酎甲類"っていうけど "甲類"って何だか知っていましたか? 製造工程の違いで "甲類"と "乙類"に分れるのです。それでは焼酎甲類が、実際にどのように造られていくのか、ご覧ください。

    焼酎甲類製造工程での最大の特徴は、連続式蒸留機によって何回も蒸留を繰り返すことです。それによって酒類原料用及び穀類原料のアルコールが限りなくピュアに生まれ変わります。その後、貯蔵・ブレンドなどの工程を経て味わいのある焼酎甲類が誕生します。

    乙類焼酎

    焼酎乙類

    焼酎乙類は、かつては「旧式焼酎」と呼ばれていました。蒸留は単式蒸留機で行われ、アルコール度数は45%以下のものです。蒸留の仕組みが非常にシンプルなので、焼酎乙類はアルコール以外の香味成分も抽出され、それが原料独特の風味や味わいになります。原料の風味が生かされるので原料は非常にバラエティに富んでおり、米、麦をはじめさつまいも、そば、黒糖などが使われています。本格焼酎とも呼ばれており、特にロックやお湯割りでは焼酎本来の味わいを楽しめます。

    乙類焼酎のできるまで

    単式蒸留機による1~2度の蒸留により、麦・芋・米・そばなどさまざまな原料からつくられます。
    素材の香りがしっかりと残る、深い味わいの乙類焼酎ができあがります。
    乙類焼酎の製造工程

    混和焼酎

    混和焼酎

    焼酎甲類(連続式蒸留焼酎)と焼酎乙類(単式蒸留焼酎)を混合したものを「混和焼酎」 といい、ブレンドにより甲類のクセのなさと乙類の香りや風味といった長所を相乗的に活かしています。たとえば、甲類に風味をプラスするために乙類をブレンドする、逆に乙類の臭いを和らげるために甲類を混合させるといったことです。甲類、乙類どちらをベースにするかで呼び方が異なり、甲類が50%以上であれば「甲類乙類混和」、50%未満の場合は「乙類甲類混和」となります。

    混和焼酎のできるまで

    1~2回の蒸留により素材の味を活かした乙類焼酎と、蒸留を繰り返すことによりピュアな味わいに仕上げた甲類焼酎をブレンドすることにより、本格焼酎のクセはちょっと苦手、甲類焼酎では物足りないという方にぴったりな、マイルドな味わいの焼酎に仕上がります。

    焼酎の種類と見出しましたがこの項は酒税法による分類されたものです。

    焼酎の種類として提示される中で、本格焼酎という名称が出てまいります。以下の項目に
    本格焼酎とは?としてまとめます。

    本格焼酎の原料別種類と産地別種類

    原料別の種類と産地別種類

    本格焼酎のできるまで

    本格焼酎のできるまで

    焼酎の種類の中で、本格焼酎としてできるまでをご覧ください。

    原料別種類

    麦焼酎

    麦焼酎はその昔、元寇の折に中国から朝鮮半島経由で、壱岐に伝来したといわれます。その後、福岡県、大分県など北九州地方に普及していきました。麦焼酎には、米麹と麦で造る伝統的な「米・麦製」と、麦のみで造る「純麦製」があります。

    芋焼酎

    芋焼酎は九州南部の鹿児島県や宮崎で主に生産されます。中でも焼酎王国・鹿児島県は、生産量・消費量ともに全国1位。その昔、米作りには適さない土地柄だったため栽培された甘薩(さつまいも)が原料となっています。甘薩の風味とソフトな甘さが魅力で、その特徴は原料となる芋を厳選する工程にも左右されます。

    原材料の種類の内黒糖の塊

    「和製ラム」とも呼ばれる黒糖焼酎の原料はサトウキビ。サトウキビの茎を搾り、煮詰めてできた黒糖を、米麹を使い発酵させて蒸留して造られます。鹿児島県の奄美諸島のみに製造が許されている焼酎です。原料を同じくするラムに似た風味で、甘くやさしく芳醇な味わい。

    原料別種類の中で上記に挙げた三つの種類のほかに
    米焼酎(球磨焼酎)・・・熊本県人吉盆地・球磨地方で造られる米焼酎を、特に「球磨焼酎」と呼びます(コニャック地方のブランデーをコニャックと呼ぶのと似た感覚)。北九州の清酒造りの影響で、米麹と米で造られるようになり、江戸時代から「球磨焼酎」の名で親しまれてきました。清流・球磨川の水と良質の米、伝統の技が一体となり、良質な米焼酎が生まれます。
    泡盛・・・・沖縄県だけに製造が許されている特産「泡盛」は焼酎のルーツと言われています。タイ米と黒麹を用いた米麹のみで仕込まれるのが特徴。3年以上熟成させたものは古酒(クース)と呼ばれ、貴重な風味として珍重されています。
    そば焼酎・・・昭和48年に、宮崎県の雲海酒造で開発されました。しばらく宮城県の高千穂・五ヶ瀬、日之影など「奥日向三町」が主産地でしたが、近年では長野県など他県でも生産・販売されています。
    粕醪取(かすもろみとり)焼酎・・・酒粕を原料にした焼酎で、本州のみで造られています。酒粕を水にとかし、これに酒母を加えてもろみを造り、発酵・蒸留したもの。カストリ焼酎とは、醪(もろみ)を造って発酵させる点が違います。清酒メーカーで造られる焼酎に多いタイプです。

    以上の種類があります。

    焼酎の種類の内の希少品「森伊蔵」

    超希少品本格焼酎の種類の中で最高峰といわれる「森伊蔵酒蔵」の隆盛翁
    720ml入り一本が¥148,000.-

    霧島酒造の霧島の種類

    幻の紫芋「ムラサキマサリ」が原料。
    ムラサキマサリに豊富に含まれるポリフェノールと焼酎麹が生成するクエン酸に反応して、もろみが真っ赤になることから「赤霧島」と命名しました。後を引くような甘みと気品高い香りが特徴の全く新しいタイプの芋焼酎です。長年に渡る伝統と卓越した技術からこの美味しさはつくられているのです。

    幻の芋焼酎

    「天使を誘惑し、魔界の王へ最高の酒を調達・献上する悪魔たちによってもたらされた特別なお酒」が命名の由来だとか。このしゃれたインパクトあるネーミングで爆発的人気を呼び起こしたのは、鹿児島県大隈半島最南端、錦江町の蔵「白玉醸造」だ。創業は、明治37年。スタンダート商品の芋焼酎は「白玉の露」だ。ほか、麦の「元老院」、米の「天誅」、さらには芋の「火の水」などの色々な種類の銘柄もある。

    芋焼酎の種類から入手困難な伊佐美

    芋焼酎でも薩摩焼酎でもない「伊佐焼酎」と銘打つ。「伊佐美」の蔵がある鹿児島県伊佐市大口は、米焼酎の故郷、熊本県球磨地方に隣接し、古くから伊佐地方と呼ばれた土地。鹿児島といえども比較的冷涼な気候風土を持つ場所だ。
    ここで「伊佐美」ブランド一本で勝負するのが、創業明治32年の甲斐商店だ。「伊佐美」は、プレミア芋焼酎としては草分け的存在で、25年程前にはすでに幻の焼酎といわれ、一部の熱狂的ファンに愛され続けている。焼酎は白麹が主流のときより黒麹仕込みを行っていたことも人気の秘密だろう。

    焼酎の種類としては甲類焼酎と乙類焼酎2種類の酒税法により分けられています。
    さらに甲類の銘柄の種類は61種類あるそうです。
    また乙類焼酎には、原材料別種類として、7種類の焼酎があり、銘柄別種類では、526種類の
    焼酎があります。
    人には嗜好の違いで、好みが変わります。ぜひとも良い焼酎をお好きな飲み方で楽しみたいものです。

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