2015/12/20
ai-pon
2016/01/12 更新
ワイン好きならだれもが知っているシャルドネワイン。お酒好きではない方も、飲まれない方も耳にしたことがある人は多いはず!今回はお酒好きにはたまらないシャルドネについてまとめます。シャルドネのワインを知って、より美味しく味わいましょう。
ワイン好きなら、誰もが聞いたことがあると思う白ブドウの王道品種。それがシャルドネです。シャルドネのワインです。
冷涼なシャンパーニュ地方から、温暖なオーストラリアまで、適応能力が非常に高い品種です。
シャルドネワインの特徴は、主張・クセが少ないその個性の無さにあります。
個性がない、といってしまうとイメージが悪そうですが、これは最大の賛辞でもあるシャルドネワインなのです。
ワイン好きの人の間で、シャルドネはよく「白いご飯」に例えられます。
お菓子や揚げ物は、とても美味しいが、毎日食べると飽きてしまう。
しかし、白いご飯は飽きない、という特徴がこのシャルドネワインの本質を表しているからです。
シャルドネワインは個性が無いにも関わらず、これほどまで世界中で支持されている理由は、その味わいの骨格がしっかりとしているからです。
白いご飯が、料理の「ぶれない主軸」として様々なおかずの味わいをまとめるの役割をもつのと同様に、シャルドネワインもあらゆる料理の主軸として、料理をまとめる役割を担うことができる品種なのです。これがシャルドネワイン。
品種としての強い個性がないシャルドネワイン。この恩恵は他にもあります。
それは、ブドウが育ったテロワール(土壌)の個性を色濃くワインに反映することです。
従って、シャルドネワインはシャルドネワインでも、その風味は産地によって大きく異なります。
例えば、冷涼な地域のシャルドネワインは、清涼感のあるハーブの風味を持ちますが、温暖な地域のシャルドネは南国のフルーツの風味を持ちます。
シャルドネワインほど、産地の個性を楽しむのに適した品種は無いかもしれません。
好みの場所は雨量の少ない石灰岩土壌。
もともと個性に乏しいシャルドネワインは、品種本来の個性よりも栽培された地域の気候や土壌、醸造熟成方法に由来するところが多く、造り手による個性を表現しやすいことも知られているワイン。
葉は鮮やかな緑色。一般に一葉で、まれに三葉。房は小さ目から中型で、円筒形。粒は球状からやや楕円形。琥珀がかった黄色。皮は薄く果肉は固い。
最大の弱点は春先の霜害に遭いやすいこと。発芽が早いシャルドネワインにとって遅霜は大敵となる。
ステンレス・タンクの醸造方法ではシャープさがより際立ち、ミネラルを伴ったすがすがしさを感じるタイプになる。
樽を使った醸造熟成方法ではふくよかな樹の香りが感じられるワイン。
このあたりはシャルドネワインファンにとって、好みが分かれるところ。
そのルーツは不明ですが、シャルドネワインと同じつづりの村がブルゴーニュのマコネー地区にあり、ぶどう品種名は地名に由来することが多いことから、これがシャルドネ種の名前の由来になったという説が有力視されています。
ブルゴーニュ地方の東にあるフランシュ・コンテ地方では、シャルドネをムロン・ダルボワ(Melon d'Arbois)と、アルボワの地名になぞって表現しています。
アルプスを超えてアルボワまでたどり着いたこの品種はそのまま西に下り、16世紀頃ブルゴーニュにたどり着いたとも考えられます。
ブルゴーニュでは長らく「ピノ・ノワール」の変種である「ピノ・ブラン」と混同されていました。
シャルドネワインは、ヨーロッパでも多くの産地で栽培されている品種を反映して、その地方のシノニム(同種異名)も多く、代表的な呼び方だけでもピノ・シャルドネ(Pinot Chardonnay)、ピノ・ブラン・ア・クレマン(Pinot Blanc a Cramant)、エピネット(Epinette)、アルネイソン(Arnaison)、ボーノワ(Beaunois)、プチ・サン・マリ(Petit Sainte-Marie)、ヴァイサー・クレフナー(Weisser Clevner)、モリヨン(Morillon)など、知られているものだけでも16以上あります。
いかがでしたか?
これでシャルドネワインが一段と美味しく感じられますね★
楽しんでください。
この記事に関する記事
Copyright© 運営事務局