2016/04/08
hiro1439
2016/04/01 更新
ピーチカクテルは今でも世界中で愛されています。桃の風味を活かしたカクテルは、苦手な方でも飲める素敵なお酒です。また、簡単に作れる気軽さもあります。そんなピーチカクテル発展の歴史や作り方、いろんなカクテルメニューなどをまとめました。
ピーチ・リキュールがこの世に誕生したのは、1949年のiイタリアが発祥です。
ヴェネチアの「ハリーズ・バー」で、白桃を使用した「ベリーニ」というカクテルが誕生したことより、ピーチ・ドリンクが世界的に流行しました。
当時のベリーニは生の白桃の果実を使用した、みずみずしいカクテルで、白桃のシーズンである6月から8月までの期間限定カクテルだったそうです。
後に冷凍技術も発達し、オールシーズン、ピーチカクテルを楽しめるようになりました。
時が経ち、1980年代のアメリカで本格的なピーチ・ブームが訪れました。保存技術の発展などにより、ベリーニがいつでも手に入るようになり、「ハリーズ・バー・ニューヨーク店」で爆発的な人気カクテルとなりました。
そしてベリーニは、ハリーズバーをこよなく愛した有名作家ヘミングウェイ氏によって世界中に広められたのです。
ハリーズ・バーは1931年5月13日に開店しました。 以来、ハリーズバーはヘミングウェイ氏をはじめ多くの芸術家や有名人、名だたる大富豪、貴族、王族までもが訪れ愛したイタリアの伝説の老舗なのです。また、ベリーニの他にも「カルパッチョ」もここで誕生しました。
ベリーニはイタリア人画家ジョヴァンニ・ベリーニ氏の名前に由来したカクテルです。1948年ヴェネツィアで、ベリーニ氏の展示会を行った時の記念でジュゼッペ・チプリアーニ氏によって敬意を表して捧げられたと言われています。
同時期1980年代、オランダの「デ・カイパー社」が発売したピーチ・リキュール「デ・カイパー・オリジナル・ピーチツリー」が、驚異の販売記録をつくりました。翌年に入っても売れつづける程の人気ぶりでした。
1990年代に入ってからは、リキュールだけでなく様々なピーチカクテルが考案され、誰にでも楽しまれるような存在になりました。
ベリーニ(オリジナルレシピ)
〈材料〉
・白桃ピューレ:30ml
・プロセッコ(微発泡の白ワイン):100ml
・グレナデン・シロップ:少々
〈作り方〉
①白桃を漉して、果肉の食感がでるようピューレ状にします。
②ピューレ、グレナデンの順に入れ、最後にプロセッコを静かに注ぎ、マドラーでかき混ぜて ベリーニの完成です。
日本のカクテルでは、白桃のピューレの代わりにネクター、プロセッコの代わりにスパークリングワインを使用することが多いです。
比べると、オリジナルレシピは果実そのものを入れるためネクターより果肉食感を感じれるでしょう。シンプルでありながら美味しく女性にも人気のカクテルですね。
ファジー・ネーブル
ファジー・ネーブル は ピーチツリー と オレンジジュースのカクテルです。
南フランスの黄桃だけで作ったピーチリキュール「ルジェ クレームドぺシェ」を用いても美味しいです。添加物のない自然な美味しさと香りを楽しめます。
簡単に作れるため、今では定番カクテルとして様々な所で飲めますね。
ピーチツリー・クーラー
ピーチツリー・クーラー はピーチツリー45をトニックウォーターで割ったカクテルです。デ・カイパー社が宣伝した飲み方で、桃とトニックの苦味と炭酸がくせになる一品です。
いろんな味わいを楽しめるのは、カクテルの醍醐味ですね!
レゲエパンチ
レゲエパンチは宮城県仙台市が発祥で、レゲエ好きの女性客のために考案されたカクテルです。ピーチリキュールと烏龍茶を1:3の割合で割ったものでローカルな呼び名がいくつかあります。
北海道は「クーニャン」や、関西圏は「上海ピーチ」は全てレゲエパンチと同じカクテルの呼び名です。
ピーチリカクテルを作ったり、頼む上で、様々な銘柄のピーチリキュールを選ぶかと思います。甘さなどは銘柄によって違うため、自分好みのピーチカクテルを探してみるのも良いでしょう!
ピーチリキュールには銘柄によって様々です。桃の鮮度の違いによる味わいや香りにも大きな違いがあります。さらに、割りものとの相性やアルコール度数も重要ですね。
ピーチカクテルの歴史は意外に浅いですが、今でも世界中の人によって考案されたり、お酒が苦手な方でもとっつきやすいなど、魅力あるカクテルですね。
また、自分で作るにあたっても、簡単にできるものが多いため様々な銘柄のピーチリキュールを試しながら楽しむこともできます。
世界中で愛されるピーチカクテルとともに、素敵な日々を過ごせると良いですね!
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