2016/02/04
墨の住人
2016/02/24 更新
本格焼酎の芳醇な香りとまろやかな味わいを楽しめ、しかも飲みやすい水割り。作り方は簡単ですが、自宅で作るとお店で飲む水割りと味わいが微妙に違う気が・・・。そのようなお酒好きさんに是非見ていただきたい、簡単そうで実は奥深い究極の『焼酎の水割り』をご紹介します。
だんだんと暖かくなって、焼酎を水割りで飲むのが美味しい季節になってきました。
また、春は花見に送別会、歓迎会といったお酒の席も増えますよね。
でも実際に焼酎の水割りを作ろうとすると、
「焼酎と水の割合は?どちらを先にグラスに入れるの?」
など作り方に戸惑う方、多いと思います。
正しい割合や入れ方の順番など究極に美味しい焼酎の水割りについてお伝えいたしますので美味しい焼酎の水割りを作りたい方、是非お役立てください。
まずはグラスに入れる順番です。
水割りを作るとき、グラスに最初に氷を入れます。そして問題の焼酎、水、どちらを先に入れるかですが・・・「焼酎が先」が正解です。
水は焼酎より比重が高いので、水が下へ沈み、焼酎が上へ浮いていくと対流を起こし、自然と混ざり合うからです。
グラスに入れる順番①:まずは、グラスに氷を入れる
グラスに入れる順番②:先に焼酎を注ぐ!
グラスに入れる順番③最後に水を注ぐ!
焼酎の水割りの黄金比は・・・焼酎6:水4!
一般的な焼酎のアルコール度数は24~25度ですので、14~15度になる計算です。このぐらいの度数が、飲んで一番おいしく感じられる度数だと言われています。
まだ飲みなれていない方は、焼酎1:水1から始めると良いでしょう。
水と焼酎の割合①:黄金比は焼酎6:水4!
ただし、時間がたつと氷がグラスの中で溶けてだんだん薄まってきます。
ですので、氷がたくさん溶けないうちに飲み干すか、焼酎・水・グラスともに冷蔵庫などで冷やしておくと、あわてずに美味しい焼酎の水割りを楽しむ事ができます。
水と焼酎の割合②:美味しく飲むコツはグラス・水・焼酎を冷やしておくこと!
水には軟水と硬水がありますが焼酎の水割りに向いているのはミネラル分の少ない軟水です。
理由はミネラル分を多く含む硬水は、水自体にすでに味があり焼酎と混ざると雑味になってしまうからです。軟水はもともと癖のないまろやかな水ですので焼酎の香りや味を邪魔しません。
また、日本の天然水は軟水が多く、その水で焼酎は仕込まれているため、軟水との相性が良いのです。
軟水にも種類があるので、お好きな軟水で水割りを作ってみてください。
水をこだわる①:焼酎は「軟水」でわるべし!
美味しい水割りをさらに美味しくする方法の一つに「割り水」があります。
聞いたことありますか?
なんと、作った水割りをそのまま飲まず、一晩寝かせてから飲むというツウな飲み方です。
できれば三日以上寝かせると、よりまろやかになっておすすめです。
水割りは、作りたてを口に含んだ瞬間、アルコールの刺激を感じることがあります。
前もって焼酎を水で割り常温もしくは冷蔵庫で寝かせておくと、水と焼酎が馴染んで、とてもまろやかで極上の味になります。
ちなみに、お店で事前に焼酎を薄めて、それを一晩以上寝かせたものは「前割り」といいます。
焼酎の水割りをさらに美味しくする「割り水」①:水割りを作って一晩寝かせるべし!
1位
長島研醸 島美人 原酒 35度
2位
鳥飼酒造 鳥飼 米 25度 (とりかい)
3位
二階堂酒造 吉四六 壺
4位
三岳酒造 やくしま 三岳 25度
5位
黒木本店 中々
本格焼酎の中でもおすすめのものをランキングにしました。
芋・麦・米など主原料で味の風味や癖が全く違いますので、ご参考にどうぞ。
一番癖の強いのは芋焼酎なので、初心者は麦や米から始めると良いかもしれません。
ただ、芋焼酎の芳醇な香り、甘味、口当たりは焼酎マニアにはたまらないものがあります。
銘柄によっても味は全然違いますよ!
今回のポイントは
①水割りの作り方は焼酎が先
②焼酎6対水4の黄金比率
③水は軟水のミネラルウォーター
④焼酎を寝かせるとうまくなる
⑤水割りには本格焼酎がおすすめ
以上の5点です。
お酒の濃度が濃ければ濃いほど良い、という方もいらっしゃいますが一度この方法で作って試してみてください。今まで飲んでいた水割りの印象がガラッと変わり、焼酎の魅力にまたはまってしまうこと間違いなしです。
特に「割り水」は、その場で飲みたい気持ちをぐっと押さえて、数日寝かせることによってより美味しさが増しますので本当におすすめです。
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