古都京都に乾杯!京都でおすすめの日本酒の銘柄と飲める店を大特集!
2016/06/07
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2016/02/14 更新
日本酒と焼酎の違いって知ってますか?意外と知らなかったので調べてみました。日本ではどちらが先に飲まれた?日本酒と焼酎のどこがどんな風に違うの?どんなところに気をつけて買った方がいいのか?味、香り、旨味、飲み口、値段はどうなのか?二日酔い度は?ダイエット向きは?
日本酒発祥の話は「三国志」によると巫女(みこ)さんが酒造りをしていたなど、諸説いろいろあるらしいです。そのなかで日本酒がより具体的に出来た記録がありました。今日はそちらを信じて紹介します。日本酒の歴史・・初めて日本国内で日本酒が造られたとされる石碑がふたつあります。記録によると奈良の正暦寺が、記録にのこる現在の最初の酒となりますね。
日本清酒発祥之地の碑 <奈良 正暦寺>
正暦寺では15世紀半ば、醸造した清酒「菩提泉(ぼだいせん)」が販売されていた記録が残る。
「御酒之日記」という古文書には、当時の造りかた(マニュアル)が詳細に残っている。
奈良酒は「南都諸白」と呼ばれ、武将も愛飲したという。「興福寺に酒税として銀300貫目を上納した記録がある。(今の3億円に相当)
清酒発祥の地モニュメント<兵庫県伊丹市北部>
江戸初期の秘伝書「童蒙酒造記」はこの地で記された可能性がある。醸造、生産管理から販売法を詳細に示す。慶長5年(1600年)に双白澄酒(もろはくすみざけ)を造ることに成功した。
伊丹は木炭でろ過してすっきりした味と香りの辛口の清酒である。江戸を中心に市場開拓された。
郡山八幡神社で発見された落書きの木片
焼酎は、国内の文献では16世紀ごろから造られていたとみられる。
永禄2年(1559年)、鹿児島県伊佐市の郡山八幡神社の補修工事の際に「落書き」見つかった。この落書きによると、当時神社の建築中の大工さんが「焼酎を一度もご馳走されなかった!」という内容のもの。
1687(貞享4)年、【童蒙酒造記】(どうもうしゅぞうき)とは、江戸時代初期に書かれた日本で代表的な醸造技術書がある。当時全国で焼酎が造らてていたものの、酒粕か変敗酒(品質劣化した清酒)を原料としていた。
日本酒造りに向かない地域ではサツマイモと麹で造った醪(もろみ)から蒸留した醪取焼酎が造られた。醪の腐敗による品質劣化はなかなか改善されず、明治時代中期に至るまでの焼酎は、製造に単式蒸留器を用いていた。つまり、今の「焼酎乙類」に限られていた。
明治28年頃にイギリスから連続式蒸留機が輸入。明治43年に、連続式蒸留器で作られた製品を任意アルコール度数に和水したものを焼酎とすることが認められた。
2006年5月1日酒税法改正までは甲類焼酎と乙類焼酎とに分けていましたが
名称が、「連続蒸留焼酎」(旧甲類)と「単式蒸留焼酎」(旧乙類)に変更されました。
白米から麹米を造り、酒母を作る一次仕込みまでは日本酒も焼酎も一緒の工程で造られます。
<日本酒の二次仕込み>
麹と蒸米と水を合わせ、乳酸発酵さえた酒母(酛・もと)に麹、蒸米、仕込み水を三段階で加え、
仕込み、「醪(もろみ)」をつくります。このもろみを発酵させて麹菌のデンプン糖に、また酵母からのアルコール発酵を同時進行。これで並行複発酵酒ができます。熟成させたあと、圧搾(あっさく)、しぼり、
ろ過されたものを、火入れし、殺菌。日本酒が出来上がる。
<焼酎の二次仕込み>
さつまいも等の穀物の主原料と仕込み水を加えて発酵。この醪(もろみ)を「単式蒸留器」で蒸留。
この初期段階で出るアルコールは非常に度数が高い。「初垂れ(はなたれ)」と言われる。
その後、徐々にアルコール度数は下がっていき、10度以下程になると終了。
最後に溜出してくるアルコールのことを「末垂れ(すえだれ)」と呼び、アルコール度数は40度前後の焼酎の原酒が出来上がる。この状態では特有の匂いが残っている。焼酎のまろやかさを出すため、この後貯蔵や熟成される。熟成の容器も銘柄によってかめ、ステンレス、ほうろうなどで行われる。
「生酒(なまざけ)」とは、一度も火入れせずに仕上げるデリケートなお酒です。
[日本酒の6つの美容効果]
1.美白効果
日本酒には麹酸はシミ・そばかすの原因「メラニン色素の生成を抑制
飲む、肌につけると美白効果有り
2.美肌効果
日本酒には、肌の角質層の構成要素のアミノ酸が多く含まれている。
保湿力が高まり、もっちり潤い肌に
3.老化防止
麹菌が細胞の活性化や老化防止に効果、育毛にも有効
4.血流促進
日本酒は飲んだ後のアルコール飲料より、2度高くその体温を保つ効果有り
偏頭痛の解消、冷え性の予防にも効果
5.アンチエイジング
日本酒に含まれるポフェノールの一種「フェルラ酸」は抗酸化作用
シワたるみシミなどの色素沈着を抑制
紫外線が皮膚吸収を防ぐ、化粧品の原料にも用いられる
6.ストレス解消
日本酒は他のアルコール飲料よりアデノシンが多量に含まれる
血管収縮を阻止、血の巡りが良くなる。筋肉のほぐれ、リラックス効果有り
[焼酎に隠された健康パワー]
1.善玉コレステロールを増やす
2.ストレスを軽減させる
3.肌荒れや消毒薬代わりの殺菌作用
4.関節痛を抑える
5.血糖値が下がる
6.痛風の原因ともなっている尿酸さんを作り出す物質、プリン体の含有量も著しく低くなっています
血液中の血栓溶解度比較
7.血栓を溶かす
血管のつまりを取って血行を促す血栓溶解度が他の酒に比べて高い
血行がよくなり脳や内蔵の細胞まで活性化させている
<血栓を溶かす作用を充分に生かす適量>
25度の本格焼酎で120ml、
35度以上の本格焼酎で85ml以下くらいが目安.
脳梗塞や心筋梗塞などにかかりにくくなります
主なアルコールのプリン体含有量比
8.脳の細胞が活性化
老人性痴呆症やアルツハイマー症などの予防に効果があると期待されています。
9.うつ病にも効果
アルコールは体内に入ると、肝臓のアルコール脱水素酵素の働きにより「アセトアルデヒド」という物質に変化します。(頭痛や吐き気の原因となる有害物質)
アセトアルデヒドは最終的に炭酸ガスと水に分解されますが、分解が追いつかないと悪酔い状態になり、翌日まで残った状態が二日酔いです。
焼酎は蒸留酒(水とエチルアルコールのみ)、日本酒は蒸留酒(複数のアルコール)
つまり肝臓が分解しようとしているアルコールがひとつの焼酎の方が、分解力がUPするため二日酔い、悪酔いしにくいという事になります。
こんなタイトルなので、他のお酒と比較するためにカロリーの紹介をしますね。
<お酒のカロリー計算式>
摂取カロリー=容量(ミリリットル)×表示のアルコール度数割合(%)×7kcal
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●主なお酒/100ミリリットルあたりのカロリー (1杯の目安)
・生ビール/約35kcal (中ジョッキ1杯……約180kcal)
・チューハイ/約54kcal (ジョッキ1杯……約140kcal)
・グラスワイン赤、白/約73kcal (グラス1杯……約110kcal)
・シャンパン/約100kcal (グラス1杯……約80kcal)
・日本酒/約105kcal (とっくり1本……約200kcal)
・焼酎/約145kcal (コップ1杯……約250kcal)
・梅酒/約162kcal (コップ1杯……約162kcal)
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「アルコール度数が高いほど高カロリー」という事を知って下さいね。
お酒は、アルコール度数が1%以上のものをいい、それらは3つに分かれています。
(酒税法第2条)
1.【醸造酒】・・・穀類などの原料を発酵させアルコールを生成させたもの
・・・清酒・ワイン・ビールなど
2.【蒸留酒】・・・醸造酒をさらに加熱・蒸留したもの
・・・焼酎・ウイスキー・ウォッカなど
3.【混成酒】・・・ 醸造酒や蒸留酒に果実、香辛料砂糖等を加えその成分を浸透させたもの
・・・ 梅酒・みりん・リキュール類など
<こうじ米使用割合すべて15%以上>
- [ 特定名称] --------------[使用原料]-----[精米歩合]----------------[香味等の要件]
1.【吟醸酒】 ・・・・・・ 米、米こうじ ・・・・・ 60%以下・・・吟醸造り、固有の香味、色沢が良好
(ぎんじょうしゅ) 醸造アルコール
2.【大吟醸酒】 ・・・・・・ 米、米こうじ・・・・・ 50%以下・・・吟醸造り、固有の香味、色沢が良好
(だいぎんじょうしゅ) 醸造アルコール
3.【純米酒】 ・・・・・・ 米、米こうじ ・・・・・・・・・ - ・・・・・・香味、色沢が良好
(じゅんまいしゅ)
4.【純米吟醸酒】・・・・・・・米、米こうじ・・・・・ 60%以下・・・ 吟醸造り、固有の香味、色沢が良好
(じゅんまいぎんじょうしゅ)
5.【純米大吟醸酒】・・・・・・・米、米こうじ・・・・・50%以下・・・ 吟醸造り、吟醸造り、固有の香味、
(じゅんまいだいぎんじょうしゅ) 色沢が良好
6【特別純米酒】 ・・・・・・・米、米こうじ・・・・・60%以下・・・ 吟醸造り、香味、色沢が特に良好
(とくべつじゅんまいしゅ) 又は特別な製造方法(要説明表示)
7.【本醸造酒】 ・・・・・・・米、米こうじ・・・・・70%以下・・・香味、色沢が良好
(ほんじょうぞうしゅ) 醸造アルコール
8.【特別本醸造酒】 ・・・・・・・米、米こうじ・・・・・70%以下・・・香味、色沢が良好
(とくべつほんじょうぞうしゅ) 醸造アルコール 又は特別な製造方法(要説明表示)
1.【甲類(連続式蒸留焼酎)】 アルコール36%未満
甲類は連続式蒸留機を使用した純度の高いアルコールを水で薄め、酒税法で規定する基準値(アルコール分36%未満)をクリアした焼酎です。新式焼酎とも呼ばれます。
大量生産可能。【ホワイトリカー】と表示も認められている。
2.【乙類(単一式蒸留焼酎)】 アルコール45%以下
米焼酎、麦焼酎、芋焼酎
【本格焼酎】とは、乙類で下記条件をみなしていいるもの
[本格焼酎の法令上の定義]
●麹を使用している
●原料は穀類・いも・酒粕・黒糖及び穀類、イモ類を主原料とするその他原料
●単式蒸留器で蒸留したもの
●水以外の添加物を加えない
3.「混和焼酎」
[本醸造酒]
●十四代 本丸
フルーティな味わい。甘味と辛味のバランスのとれた1本。
蔵元 高木酒造/山形県
度数 15度
原材料 百万石
[純米酒]
●伯楽星 特別純米
「究極の食中酒を目指す」この蔵元の料理を引き立てる名脇役
山田錦由来の味幅と綺麗な甘み、程よい酸を感じますが、すぐにスウッと静かに消える潔さ。
蔵元 株式会社新澤醸造店
度数 16度
原材料 山田錦(やまだにしき)
[吟醸酒]
●】獺祭(だっさい) 純米大吟醸 磨き二割三分 遠心分離
遠心分離と通常の絞りの酒をブレンド
洗練された華やかさと繊細さに厚みと複雑さが旨さを増しています。
蔵元 旭酒造・山口県
度数 15~16度
原材料 山田錦・精米歩合23%
[しずく酒]
●一人娘 【栃木】 『袋取り雫酒』 純米大吟醸
醸したモロミを袋で吊るし、その雫だけを集めた贅沢なお酒。
個性的な吟醸香、後味はビターチョコのほろ苦さ。バランスよくまとまった逸品
蔵元 山中酒造
度数 16.5
原材料 山田錦
●本格焼酎・米焼酎
仙頭酒造が伝統的な技で、丁寧に醸した純米吟醸酒を、そのままでも美味しい純米吟醸酒を、さらに贅沢に蒸留して造った焼酎。
(精米50%、室戸沖の海洋深層水、吟醸用・清酒酵母)
フルーティで上品な香りが感じられます。口当たりはソフトできれい、
オンザロックがおすすめ
蔵元 高知県・仙頭酒造場
度数 25度
原材料 土佐錦
●本格焼酎・麦焼酎
●梟 ふくろう 長期熟成焼酎
琥珀色で甘くウッディな香りがとてもいい。
7年寝かせた本格焼酎の深い味わいとやさしさを
じっくり楽しめるお酒。
蔵元 福岡県・研醸株式会社
度数 40度
原材料 麦・米麹
焙煎麦焼酎 長期貯蔵熟成
●本格焼酎・芋焼酎
●克 (かつ) 前村貞夫杜氏 いも焼酎
焼酎の魔術師・東酒造の杜氏、前村 貞夫氏が焼酎に人生を賭けた男の集大成として、満を持して造り上げた。
驚くほどのスムーズな口当たり、そしてやさしい味わいの中に、豊かでなめらかな旨味が、口中にすぅ~と染み渡るような感じで広がっていきます
蔵元 東酒造
度数 25度
原材料 さつまいも・米麹
●本格焼酎・黒糖焼酎
●浜千鳥乃詩 原酒 黒糖焼酎
上質の黒糖を60%使用し、奄美大島の竜郷町の山麓(ジョウゴの水)に湧き出る自然地下水を使用。10年間、貯蔵タンクでじっくり熟成させた原酒。深く甘い熟成香、角のない円やかで深いコクが広がり、余韻がこれまたなんとも心地良い絶品です。
蔵元 鹿児島県 奄美大島酒造)
度数 38度
原材料 黒糖(さとうきび)・米こうじ(白麹)
●本格焼酎・そば焼酎
本格そば焼酎 吉兆雲海 25度
厳選されたそば、伝統的な黒麹、独自の酵母【日向灘黒潮酵母】独自の酵母【日向灘黒潮酵母】の組み合わせ。
芳醇で甘みのある香味豊かな本格そば焼酎。
蔵元 宮崎県 五ヶ瀬蔵メーカー 雲海酒造
度数 25度
原材料 そば、麦麹、米(国産)
●泡盛
●美ら蛍 ちゅらほたる 古酒 30度
この蔵の古酒が人気!
生産量も少なく、市場にもなかな出まわらない貴重な焼酎。
まずからして、よく熟成させた古酒らしい香り、懐が深く落ち着いた中に芳醇さを漂う。
永く熟成されてふくよかな甘味とまろやかなコクを味わえる。じっくりと落ち着いて飲みたい気分にさせる泡盛です。
蔵元 沖縄県 米島酒造所
度数 30度
原材料 タイ産シンディカ米
●ジャガイモ焼酎
●本格じゃがいも焼酎 北海男爵(ほっかいだんしゃく) 25%
北海道特産「男爵いも」の豊かな風味そのままの本格焼酎。味わいはクセが無くまろやか、軽くスッキリとした飲み口です。
蔵元 合同酒精株式会社
度数 25度
原材料 じゃがいも、米麹
いかがだったでしょうか。日本酒には日本酒のこだわりがあり、
焼酎は焼酎のこだわりがある。そのこだわりと真摯に向き合って、とことんその香り、味と付き合う
お気に入りのお酒に出逢えるまで、もしかしたら、いまあなたに合うまで、熟成しているかもしれないですね。今宵のお酒は決まりましたか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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