お酒好き必見！！奥が深ーい、日本酒と焼酎の大きな違いとは！

「日本酒ブーム」、「焼酎ブーム」という言葉、聞いたことがある方もいると思います。日本酒ブームは2015年頃に、焼酎ブームは2003年頃にあり、これまで飲んだことがない人でも、飲みやすいものがピックアップされることでブームになりました。最近では「若者の酒離れ」なんて聞かれるようにもなりましたが、日本酒と焼酎はやはり根強い人気があり、ときにはブームになったりもするんですね！そんな日本酒と焼酎の違いは何なのでしょう？

お酒には、ビールや日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキーなど様々なものがあり、それぞれに違いがあるのですが、実は、全てのお酒は醸造酒と蒸留酒の2つに分けることができます。そして、日本酒は醸造酒、焼酎は蒸留酒なんです！これが日本酒と焼酎の最も大きな違いです。

原料となる穀物や果実を発酵させて造ったお酒のことを醸造酒といいます。アルコール発酵といって、原料に酵母や麹菌を加えることでお酒を造ります。日本酒は米と麹（米麹）と水でできていて、すごく簡単に言えば、米をアルコール発酵させたものです。

とても簡単に言うと、ワインはブドウを発酵させたもので、ビールは麦芽を発酵させたものなんです！

醸造酒をさらに蒸留したお酒のことを蒸留酒といいます。蒸留とは、液体を沸騰するまで加熱したり減圧したりすることで蒸発させ、その蒸気を冷やして再び液体にすること。日本酒などの醸造酒には水分や不純物が含まれていますが、蒸留することで水分や不純物とアルコールを分離します！なので、蒸留酒は醸造酒のアルコールをぎゅっと濃縮したものなのです。

すごく簡単に言えば、米焼酎は日本酒を蒸留したもの、ブランデーはワインを蒸留したもの、ウイスキーはビールを蒸留したものです！

醸造酒と蒸留酒という大きな違いによって、他の違いが生まれます！

醸造、蒸留という造り方の違いによって、日本酒と焼酎のアルコール度数にも違いが生まれます。日本酒のアルコール度数は15度前後。それに対して焼酎の度数は一般的なもので20～25度です。焼酎は原料を発酵させた後で蒸留するので、アルコールが濃縮され度数が上がります！

たくさん飲んだら悩まされる二日酔い。二日酔いのなりやすさにも違いがあります。個人差があったり状況によったりもしますが、一般的には日本酒の方が二日酔いしやすいです。理由は、焼酎は蒸留したときに不純物が取り除かれで、純粋なアルコールになっていて、より肝臓に負担をかけないからです。日本酒よりも焼酎の方が度数が高いので、焼酎の方が二日酔いしやすいようにも思えるので意外かもしれませんね！

日本酒は、米を発酵させることで造るお酒なので、日本酒の主たる原料は米と言えます。それに対して、焼酎には芋・麦・米・そば・シソ・黒糖など、様々なものがあります。変わったもので言えば、牛乳を原料にしているものもあったりします。芋焼酎、麦焼酎…などと呼ぶのは原料のことを指しているのですね！

日本酒と焼酎は飲み方にも違いがあります。日本酒は、基本的には冷、熱燗、ぬる燗などというように、温度を変えるのみです。焼酎はというと、ロック、ストレート、水割り、お湯割り、ソーダ割り、烏龍茶割りというように、何かを入れて楽しむお酒です。この違いは度数の違いによるものです。

一方、最近、日本酒はカクテルに使えると注目されています！アイデア一つでいろんな飲み方ができるのもお酒の魅力ですね☆日本酒も焼酎も、それぞれお酒の銘柄に合う飲み方にも違いがあるので、それを探すのも楽しいですよ！

みんなが気になるカロリーにはどういう違いがあるのでしょう？アルコール1％あたり、日本酒のカロリーは約7.0kcal、焼酎は約5.6kcalです。焼酎の方がカロリーが低いんですね！しかも焼酎は水やお湯で割ることによって、より度数が下がります！ちなみに、ビールは約8.4kcal…！こんなにも違いがあるものなのですね。ビールはダイエット中は控えた方が良さそうです。

実は奥が深い日本酒と焼酎の違い、分かっていただけましたか？意外とたくさんある違いに驚かれた方もいるのではないでしょうか？それぞれのの違いは、個性だと言えることにも気づいていただけたことと思います。これで違いが分かる大人になれそうですね！日本酒と焼酎をより楽しくおいしく飲めること間違いなし！知らない人にはぜひ教えてあげてくださいね☆