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    無添加好きな方注目!酸化防止剤とワインの関係をさぐる5つの疑問

    ワインのボトルに酸化防止剤無添加という文字を見かけたことはありませんか。どうしてワインに酸化防止剤が入っているのか、無添加なワインとはなんなのか。そして、気になる体への影響は?について探ってみました。ぜひ、ワインを買う時の参考にしてみてください。

    酸化防止剤って?

     ★成分の酸化を制御するために添加される抗酸化物質。亜硫酸塩。
     ★ワインの他に、多くの食品や化粧品などにも酸化防止剤は使用されている。
     日本では食品添加物として食品に加えられた場合『酸化防止剤』と表示されることとなっています。輸入ワインにもほとんど酸化防止剤が使用されていますが、表示義務がないため表示されていないだけです。

    酸化防止剤は3千年以上の歴史があり、エジプトの紀元前の遺跡の中に、ワインを醸造する容器の殺菌のため硫黄を燃やしたときに出るガス(SO2)で燻蒸(くんじょう)していた痕跡が発見されているそうです。ワインと共に歩んできた長~い歴史のある酸化防止剤なんですね。

    どうしてワインに酸化防止剤を使うのか?

    ★酸化防止剤の役割①
    ~微生物の活動を制御~
     ワインの中で好ましくないバクテリアや酵母など。こうした微生物はワインの味や香りに影響を 及ぼす。
    ★酸化防止剤の役割②
    ~ワインの酸化を防ぐ~
     ワインはかなりデリケートで、そのまま放置しておくとブドウの個性が崩れやすい。
     適度な酸化防止剤によってワインに好ましくない酸化を防いでいる。

    おやおや、酸化防止剤がないといいワインができないってことですよね。なんてお利口な酸化防止剤なんでしょう。食品添加物=悪者という考えが薄れてきましたね。

    昔ながらのワイン造り

    ワイン造りは楽しそうですね。瓶詰されるまで様々な工程があります。
    普段、世界各国のワインが美味しく飲めるのは酸化防止剤のお陰ですね。

    ワインの酸化防止剤による体への影響

    ★ワインは製造過程で自然に亜硫酸塩(酸化防止剤)を発生する
     ⇒亜硫酸塩(酸化防止剤)を人工的に加えなくても亜硫酸塩(酸化防止剤)が含有された飲み物なのです。
    逆に言えば、亜硫酸塩(酸化防止剤)を完全に除去するのは非常に難しいのがワインと言う嗜好品なのです。

    ★食品衛生法によると・・・約1000本分のワインの酸化防止剤が危険!!
     飲料に亜硫酸塩(酸化防止剤)を使用する場合、二酸化硫黄として換算して1kgに0.35g以上を添加してはならないと記載されていますが、これはワインに換算すると約1,080本程度の量になります。

    ちなみに、酸化防止剤よりアルコールのほうが体への影響は大きいと考えられます。
    飲みすぎ注意ですね。何事も適量が大事です。

    酸化防止剤無添加ワインって?

    ★加熱処理することで酸化を防止している。
    ★発酵を人工的に止、発酵によって生じるはずの甘みや酸味なども人工的に添加します。製造   過程が通常のワインとは全く異なります。=『果実酒』扱いとなる。
    ★甘味料などを添加している場合もある。

    つまり、酸化防止剤のを使用しないとワインとは違う飲料になっている。
    このあやふやな表現、消費者はわかりませんよね。無添加をきくと安心してしまう心理を利用されています。本物のワインが飲みたい方は、酸化防止剤入りがいいですね。

    酸化防止剤をどうとらえるか

    食品添加物と聞くと怖いイメージがあります。酸化防止剤は古くから使われてきた添加物です。
    成分のほとんどはおいしいワインなのに、ごく少量添加されている物質に関心が行ってしまうのはもったいないことだと感じます。ワインを作って販売されている方の立場から考えるとそれほど酸化防止剤怖くはないものだと分かりました。
     消費者として賢くなることも大事ですね。
    偏見を持たず、きちんと調べて楽しくワインを飲めるって素敵ですね。

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