古都京都に乾杯!京都でおすすめの日本酒の銘柄と飲める店を大特集!
2016/06/07
candle
2016/01/12 更新
日本酒好きという方も日本酒初心者という方も、日本酒に興味ある方は自分の好きな日本酒のアルコール度数が何度で何故そのアルコール度数なのか、調べてみると面白いかもしれませんよね。そんな日本酒のアルコール度数の決まりやアルコールについての豆知識をご紹介します。
市場に出回っている日本酒の平均的なアルコール度数は大体15〜16度のものが多いです。ちなみに酒税法によれば日本酒のアルコール度数は22度未満と定められております。
一般的にアルコール度数が高度数で知られるウイスキー,ブランデー,ウォツカ,ラム,焼酎などのいわゆる蒸留酒は「蒸溜」を行いアルコール度数を高めています。しかし蒸溜前のウィスキーの原液はアルコール度数10%にも満たないのです。反面、日本酒は通常アルコール度数20%前後の原液ができ、呑みやすいように水を加えアルコール度数を調節しているのです。
日本酒は、米に麹を混ぜることで糖分が造られ、その糖分を酵母が食べることで発酵してアルコールを産出します。酵母は糖分をどんどん食べてアルコールを造りますが、アルコール度数が20度を超えると、酵母自身がアルコールで死んでしまうので、アルコール度数20度を大きく超えるお酒は出来ないようになっているのです。
「日本酒度」とは、含まれるアルコールの量を示すアルコール度数と違って「甘口」、「辛口」を判断するための尺度のことを言います。これは日本酒度計を使用して測定します。甘口のお酒であるほどマイナスの数字が多くなり、反対に辛口のお酒であるほどプラスになると言われているのです。このように、日本酒を飲む上で、自分に適したものや自分の好みの日本酒を選ぶにはアルコール度数だけでなくこのような「日本酒度」を知っておく必要があり、また知っておくと便利でしょう。
醸造アルコールとは植物性の原料(でんぷん質物など)を発酵させ、その後に蒸留されたエチルアルコールのことを言います。この醸造アルコールには規定があり、吟醸酒など特定名称酒には、白米の重量に対して10%以下しか加えてはいけないとされています。
この醸造アルコールを加えることによってアルコール度数の調整をする場合もありますが、日本酒の味や香りを引き出すことが出来、また劣化を防ぐ働きもあるようです。このように、日本酒にさらによい「旨み」を与えてくれる醸造アルコールは決して日本酒をごまかしているものではないことが分かると思います。
日本酒は他のビールや酎ハイなどのアルコール飲料などに比べればそのアルコール度数は高いようです。本来アルコールとは、体温に近い温度であるときに体内に吸収されやすいと言われています。
よく冷やした日本酒を飲むと、それ自体はアルコール度数は強いものの、体内に入っても体温に近い温度になるまで時間がかかり、アルコールの吸収が遅れるのです。
そこで、人肌に近い温度の燗酒であればストレートなアルコール度数で体内に入り、アルコールが吸収されるスピードも早くなり、知らない間に悪酔いしてしまうことうことが少なくなるかもしれません。
先ほど日本酒のアルコール度数は20度前後が最高だとお伝えしました。しかし、実はもっと高アルコール度数の日本酒が存在します。新潟県にある玉川酒造が製造・販売している「越後さむらい」という日本酒があるのですが、そのアルコール度数はなんと驚きの46度。特殊な製法を用いて高アルコール度数の日本酒を造り出しているのです。以前は新潟県の地元地域の一部でしか手に入らない「門外不出」の日本酒だったそうですが、今は蔵元さんの運営するネットショップで手に入れることができます。アルコール度数46度の日本酒とはどんなものなのか、一度は味わってみたいものですね。
※酒税法上ではアルコール度数が高いためリキュールという分類になっています。
日本酒は日本以外の国でも普及しはじめているが、それにあたって、日本酒はクリーンなお酒であることや、ワインとはまた違ったユニークな特性があることなどの、日本酒の長所を伝えていくために、日本酒を解説したビデオを作成するなどの方法をとることがこれからの課題とされています。 日本の伝統的なお酒である日本酒が世界に普及して愛されることは、日本に住む我々にとっても誇らしいことであると言えるでしょう。
この記事に関する記事
Copyright© 運営事務局