2016/02/24
daaas
2016/01/10 更新
ご存じの通り、ワインにはアルコールが含まれています。その含有量はアルコール度数で表示されることになりますが、すべてのワインが同じアルコール度数というわけではありません。ここではワインとアルコール度数の関係について説明していきます。
結論から言いますと、ワインのアルコール度数にはそれぞれ微妙に違いがあるんです。ワイン通の人でなければ詳しくは知らないかと思いますが、これを機会に知識として覚えておくのもいいかもしれません。
ワインのアルコール度数は、葡萄に含まれる「糖分」がアルコールに変わる「発酵」の度合いによって異なります。発酵を十分に行うことで「糖分」をほとんどアルコールに変えればアルコールは高くなり、「糖分」が充分にアルコールに変らないうちに「発酵」を停止させればアルコールは低くなります。要するにワインのアルコール度数は、「発酵」の段階で決まると言うわけです。
ビールやチューハイに比べると、少しアルコール度数が高めなのがワイン。そもそもワインの製造段階で、アルコール度数の設定に決まりはあるのでしょうか?
はい、もちろんワインにもアルコール度数の設定に決まりはあります。一般的には9度~14度ぐらいとなっています。ビール等と比較すると、ワインのアルコール度数はやや高めではありますが、色は赤、白、ロゼがありますし、辛口から甘口までいろいろなタイプがありますので、自分好みのワインを探してみるのもいいかもしれません。
身近なワインとして主に、赤ワインと白ワインとがあります。では赤ワインと白ワインとでは、アルコール度数の違いはあるのでしょうか?あまりお酒が強くない人は、赤ワインと白ワインのどちらを選べばよいのでしょう?
もちろん銘柄によってもアルコール度数に違いはあるため、一概に赤ワインと白ワインという比べ方はできませんが、概ね赤ワインのアルコール度数は11度~14度ほど、白ワインは7~14度程度が一般的なワインのアルコール度数なっています。この数字からもわかるように、一般的には白ワインよりも赤ワインの方がアルコール度数が高いものが多ことになります。そのため、お酒があまり強くない人は、なるべくなら白ワインを選ぶ方が無難かもしれませんね。
上記では、ワインの一般的なアルコール度数は、9度~14度と記載しましたが、最近では、特にカリフォルニアなどで造られるワインは、アルコール度数が高い傾向にあり、アルコール度数が14度を超えるものも珍しく無いようです。
その背景には、まず第一に市場の需要とも関連しているようです。それは、市場つまりワインを飲む消費者が、アルコール度数が高いことを許容している、あるいは受容している部分があるということです。
アルコール度数はワインにボディを与え、味覚的に刺激を与える物であるため、アルコール度数が高ければ高いほどより刺激的で、強くリッチな印象を与えます。逆にアルコール度数が低いということは、それだけ水の割合が増えるわけで、薄く弱々しいワインという印象を持つ人も少なくないようです。そのためか、より熟成が進んで、糖度が増した葡萄を使ったアルコール度数の高いワインが市場へと流れてくることになります。
お酒が弱くてもワインを楽しみたい!と思っている人にオススメなのがホットワイン。オレンジやレモンなどを入れてホットワインにすると、アルコールがある程度飛ぶので、普通に飲むよりアルコール度数がやや低くなるため、比較的飲みやすくなると言われています。
ワインを温めるというだけの、簡単な「ホットワイン」。寒い季節には体を温めてくれるし、何と言ってもオシャレな響きがしますよね。でも、実はこの「ホットワイン」、適当に作るとかなり飲みにくいものになるんです。コツは、何よりワインを加熱し過ぎて香りが台無しにならないようにすること!ちょうどホットミルクと同じ適温の60度ぐらいに温めれば、アルコール度数が低くなりすぎたり、風味が飛んでしまったりといった失敗はありません。それなら電子レンジで温めるのがいちばん簡単です。電子レンジで1分ぐらい加熱すればほど良い感じになりそうですね。
いかがでしたか?ワインのアルコール度数について、少しはご理解いただけましたか?ワインのアルコール度数を理解した上で、自分に合ったワインを探し出してみて下さいね。
この記事に関する記事
Copyright© 運営事務局