2015/12/20
ai-pon
2016/01/07 更新
健康ブームとともに大人気なのが赤ワイン。だからこそ今一度白ワインの魅力に触れてほしいと思います。赤ワインに負けず劣らず奥の深い世界を堪能させてくれます。そんな白ワインの種類ごとのおすすめをご紹介。お好みの白ワイン選びの参考にしていただければ幸いです。
白ワインは、淡い色の「白ブドウ品種」から作られます。
種や皮を抜いた状態で醸造されます。
若い白ワインほど透明に近く、熟成されるほど色が濃くなります。
味は、甘口から辛口まであります。
白ワインの種類はざっと上の画像の5種類に分かれます。
左端から、「ライトボディ」「ミディアムボディ」「フルボディ」「若い白ワイン」「熟成の進んだ白ワイン」となります。
ちなみにワインで言う「ボディ」とはかんたんに言うと「コク」のことです。
白ワインでは赤ワインに比べてあまり「ボディ」の表記は気にされないことが多いですね。それよりも「甘口・辛口」が重視される傾向にあると思います。
それでは甘口・辛口の勝手に選んだおすすめ銘柄をご紹介。
ツェラー・シュヴァルツ・カッツ
黒猫の絵でお馴染みのドイツの白ワイン。ちなみにドイツで作られているワインの80%が白ワインだとか。
ドイツワインのランク付けについて少し。
「QbA」というのが日本で流通しているもので一番一般的なもの。値段も安く、手を出しやすい。シュヴァルツ・カッツのQbAなら、約2000円ほどで買えます。
「Kabinett(カビネット)」ドイツ語で「戸棚」と言う意味らしく、「戸棚に保管するランクのワイン」ということらいしい。
「Spatelese(シュペトレーゼ)」遅摘みという意味で、収穫期を1-2週間遅らせてしっかり熟した果実を使用して作られるランクのワイン。
「Auslese(アウスレーゼ)」シュペトレーゼより遅らせて丁寧に収穫した完熟果実を使用したワイン。その分とろけるような甘さが楽しめますが、お値段もそこそこします。
コセチャ ノーブレ レイト リースリング
コストパフォーマンスの大変良いチリの白ワイン。だいたい1000円前後で手に入ります。
安いとマズイなんて思わないでください。
白ワイン王国ドイツとおなじ品種、リースリングの遅摘み果実をしようした品の良い味わいのワインです。飲み口もスッキリさわやかでおすすめです。
シャブリ
辛口白ワインの代名詞的存在なのが、この「シャブリ」。フランスはブルゴーニュの白ワインです。しかし一口にシャブリと言ってもその種類たるや山ほどあります。辛口白ワインシャブリのおすすめを2種類ご紹介します。
シャンソン・シャブリ・レ・クロ
最高評価を贈られる一等地にあるレ・クロの畑。そこから送り出される白ワインは世界的にも評価が高く、お値段もそこそこします。その中でも割とリーズナブルなのがこのシャンソン。一万円以内で購入できます。
ラ・シャブリジェンヌ・ラ・ピエレレ
シャブリ全体の1/4という生産量を誇りながら品質的にも非常に評判が高い生産者で、パーカーポイントで88点をたたき出したという折り紙付き。価格も2000円前後と非常にリーズナブル。
腐(きふ)とは、白ワイン用品種のブドウにおいて、果皮がボトリティス・シネレアという菌(カビ)に感染することによって糖度が高まり、芳香を帯びる現象である。
カビさせたブドウで造る一風変わった白ワイン。その甘さたるや蜂蜜をイメージさせるほどです。貴腐ワインの中からおすすめを2つご紹介。
トカイ アスー 5プットニョシュ ディスノコ
ハンガリーの有名な貴腐ワイン。黄金色に輝くワインからはなんとも優雅な甘い香りが漂います。食前酒に少量のむのがおすすめ。
シャトー・モンバジャック
フランスの貴腐ワインと言えばだれもがソーテルヌを思い浮かべると思います。しかし価格が結構お高いのも事実。しかし、フランスにはソーテルヌ以外でも素晴らしい貴腐ワイン生産村があるのです!それがこのモンバジャック。ソーテルヌにも引けを取らない高品質でありながら、マイナーなためか、値段もそう高くはありません。画像の2007年産で5000円前後です。
凍った果実を収穫して作られる白ワインがアイスワインです。かなりの高級品になります。なぜなら、極寒の中での収穫作業になるうえに、凍った果実からは通常の8分の一の果汁しかとれず、一般的なの白ワインの8倍の時間をかけて白ワインに熟成させなければならないからです。
それではアイスワインのおすすめを2つご紹介。
シャトー・デ・シャルム ヴィダル
国際法で「アイスワイン」と名乗ることのできるのは、カナダ・ドイツ・オーストリアで作られた物のみ。こちらのワインはカナダ産です。黄桃やマンゴーなど甘い甘い果物を連想させるフルーティーな甘さが特徴。
ベヒトハイマー ローゼンガルテン ゲヴュルツトラミネール
こちらはドイツ産のアイスワイン。国内外で高い評価を得ている生産者です。スパイシーな香りと芳醇な甘みが特徴。375mlの小さなボトルも作られており、価格は4000円ほど。お試しあれ。
いかがでしたか?奥の深い白ワインの世界をざっとご紹介しました。もちろんこれだけでは白ワインの魅力を語りつくせないのも事実です。実際にいくつか飲んで、自分にピッタリあう白ワインを探してみてはいかがでしょうか?この記事が少しでもそのお役に立てれば幸いです。白ワインの魅力に取りつかれてみてください。
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