2015/12/20
ai-pon
2015/12/24 更新
南アフリカのワインを知っていますか?ワイン好きでも知らない方が多いと思います。今、南アフリカ産のワインがアツイ!らしいです。南アフリカのワインはいったいどんなワインなのか、世界が注目するワイン産地、南アフリカの魅力に迫ります!
南アフリカワインの歴史は古かった
喜望峰を発見したヨーロッパ人たちが、そこをアジアへの寄港地としてケープタウンの街が栄え、1659年にオランダの東インド会社によってケープタウン近郊のコンスタンシアで初めてワインが造られたことが、南アフリカのワインの歴史のスタートだと言われています。その後、1600年代後半に宗教弾圧から逃れてきたフランス人によって、ワイン醸造の技術が著しい進化を遂げ、1918年の南アフリカワイン醸造者共同組合(KWV)の設立により、酸味のバランスがとれた品質の良いワインを安定して生産できるようになりました。
ワイン造りに適した気候
南アフリカは、温かな春、暑い夏、涼しい秋、寒い冬という四季や気温は日本と変わりません。この四季や気温の変化が、良質なワイン作りに欠かせない、ぶどう栽培に必要です。春に花を咲かせ、夏に実が育ち、秋に収穫されるぶどうは冬の間じっくりと休めることで、また春に元気な花を咲かせる、という自然のサイクルが良いぶどうを育てます。また、水をたくさん与えたぶどうはワイン作りには向きません。南アフリカには乾季と雨季があり、ぶどうの実が育つ季節は乾季で必要以上の雨は降りません。
酸化防止剤の少なさ世界トップ!
環境や人に優しいことも、南アフリカワインの特筆すべき点です。。南アフリカのワイン産地では、ケープドクターと言われる乾燥した風が吹き、ブドウの病気になりにくい気候になっています。そのため、農薬や殺虫剤などの薬品関係の散布は、最小限に抑えられています。海から吹き上げる涼風は、ワインをおいしくするだけでなく、害虫や病気からぶどうを守ります。
最高峰のコストパフォーマンス!
多くのソムリエは、南アのワインは「コスパが高い!!」と口を揃えて言います。南アフリカの気候や土壌は極めて良く、美味しいワインが出来る条件が揃っています。収穫時期に雨があまり降らないので、ブドウが駄目になりにくく、良質のブドウがたくさんできます。 また、ケープドクターと言われる乾いた風が吹くので、病気にかかりにくく、コストのかかる農薬・薬品を殆ど使わずに済みます。 加えて人件費も安いので、品質が高いのに安いワインができます。
パンゴリン シラーズ
完熟シラーズの濃厚で芳醇な、あふれんばかりのしっかりとした果実味が印象的な赤ワインです。
■味わい:フルボディ/辛口
■品種:シラーズ85%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%、メルロー5%
■産地:南アフリカ パール地区
ムーンライト オーガニック シラーズ
ほど良い渋みと、しっかりとした味わいで、適度なコクとやわらかいボディが心地よい。南アフリカのシラーズらしい果実味ゆたかな味わいで、樽もほどよく感じられます。毎日飲めるオーガニックワインです。
■味わい:ミディアム
■品種:シラーズ100%
■産地:南アフリカ WOウエスタン・ケープ
フェアヴァレー シュナン・ブラン
南アフリカ フェアトレードワイン。フレッシュで綺麗な果実味が広がる印象。比較的強い酸を備え爽やかですが、程よいミネラルを感じる、骨格のしっかりしたヴィンテージです。
■味わい:辛口
■品種:シュナン・ブラン100%
■産地:南アフリカ WOコスタルリジョン
ザ・ウルフトラップ ホワイト
ほど良い酸があり、クリーンなイメージで心地良い味わい。ライチや洋ナシ、アカシアの花などを思わせる華やか風味が特徴的です。
■味わい:辛口
■品種:ヴィオニエ57% シュナン・ブラン32% グルナッシュ・ブラン11%
■産地:南アフリカ W.O.フランシュック・ヴァレー
シモンシッヒ・カープス・ヴァンケル・ ブリュット(スパークリングワイン)
エキゾチックなフルーツアロマに、ハーブ香が爽やかに広がり、グレープフルーツや柑橘系の味わい。後味には洋ナシのようなニュアンスを残し、余韻まで楽しませてくれる美味しさです。
■味わい:辛口
■品種:シュナン・ブラン100%
■産地:南アフリカ ステレンボッシュ
美味しくて環境に優しい南アフリカ産ワイン
大量生産のイメージがある方も、サバンナのイメージがある方も、南アフリカワインは数年前に飲んだっきりという方も、ぜひ今の南アフリカワインを味わって下さい!美味しくってリーズナブル、身体にも自然にも優しいのが、南アフリカワインです。
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