2016/02/04
墨の住人
2016/05/26 更新
焼酎好きの方にはお馴染み、そうでない方もきっと耳にしたことがある「霧島」という名前。80年以上前から日本人に親しまれてきた、霧島酒造の焼酎銘柄です。伝統の霧島、黒霧島に加えて、「霧島」の名を持つ焼酎は他にもあります。それぞれの違いや飲み方について解説します!
霧島酒造は、宮崎県を拠点に生産・全国販売をしている日本の老舗酒造メーカーです。
「霧島」ブランドの焼酎を中心とした酒類を生産しており、度々日本全国の酒造メーカーシェアランキングでトップを飾っています。「霧島」の由来は、宮崎県と鹿児島県の県境にある霧島山の名前からきています。創業は1916年。1955年に工場近くで、天然水「霧島裂罅水」(きりしまれっかすい)を掘り当てました。それ以降、「霧島裂罅水」で仕込んだ焼酎を中心に全国で生産を続けています。
白霧島
商品名 白霧島(しろきりしま)
アルコール度数 20/25度
商品分類 本格芋焼酎
原材料 さつまいも、米こうじ、芋こうじ
蒸留法 単式蒸留
霧島酒造が最初に生産した「霧島」銘柄の代表焼酎。
80年以上もの間広く日本の人々に親しまれ、近年新たに「白霧島」と改名された。
「霧島」の名に「白」と冠をつけたのは、同銘柄である「黒霧島」「赤霧島」などの知名度向上を受けてのことだとされている。
なめらかな味わいで、芋焼酎にしてはクセがなく飲みやすい飲み口。
黒霧島
商品名 黒霧島(くろきりしま)
アルコール度数 20/25度
商品分類 本格芋焼酎
原材料 さつまいも、米こうじ
蒸留法 単式蒸留
現在の霧島酒造の主力焼酎の中で、最も高い国内シェアを誇る銘柄。
宮崎県産の黄金千貫と黒麹で仕込んだ、マイルドでキレのある味わいが特徴。
焼酎を扱う飲食店や居酒屋なら、必ずと言っていいほどこの銘柄が置いてある。
赤霧島
商品名 赤霧島(あかきりしま)
アルコール度数 25度
商品分類 本格芋焼酎
原材料 さつまいも(ムラサキマサリ)、米こうじ
蒸留法 単式蒸留
希少品種であるムラサキマサリ(紫優)と紫芋で仕込まれた焼酎。
1年のうち春と秋のみの限定販売で、販売開始の頃はかなり出荷量が少なく、入手困難で高額のプレミアムが付いた。
白麹仕込みで、白霧島や黒霧島と比べるとまろやかで甘みがあり、するっと飲みやすい口当たり。
お湯割り
焼酎:お湯を6:4で割るのがベスト。
「あまみ・うまみ・まるみ」のバランスがよく、飲み応えがある白霧島焼酎。
そんな白霧島焼酎のおすすめの飲み方は"お湯割り"です。
焼酎のお湯割りを美味しく作るポイントは、グラスへ先に温かいお湯を注ぐこと。
お湯を注いだあとから焼酎を注ぐことで、お湯と焼酎の温度差から、自然な対流が生まれます。
その対流により焼酎の香りが引き立ち、まろやかな味わいが生み出されるのだそうです。
オンザロック
かち割り氷をグラスいっぱいに入れたオンザロックがおすすめ。
トロリとした甘みと、スッキリとした後味が特徴的な焼酎、黒霧島。
芋焼酎の中でも香りに癖がなく、非常に飲みやすいので、グラスに氷をたっぷりと入れたオンザロックでスッキリと頂くのがおすすめです。
ひんやりとしたノドごしと、とろりとした味わい、ほのかな香りが楽しめます。
ストレート
霧島の中でも最も甘みがあり飲みやすいので、ストレートがおすすめ。
赤霧島は、霧島焼酎銘柄の中でも最も甘みがあり、女性や焼酎が苦手な方でも飲みやすいのが特徴。
原材料のムラサキマサリ由来の香り・味わいを楽しむことができる、ストレートやロックがおすすめ。
金霧島
原材料 本格焼酎(黒霧島)、冬虫夏草
容量 900ml
度数 25度
黒霧島にも使用されている黒麹をベースに、冬虫夏草を蒸留した焼酎。
焼酎の中でも、特にスピリッツ系に分類される。
国宝霧島
商品名:チャーガ酒 黒宝霧島(コクホウキリシマ)
品目:スピリッツ
原材料:本格焼酎・濃縮チャーガ
アルコール分:25%
容量:900ml
ロシアで「森の黒ダイヤ」と呼ばれる「チャーガ」と、本格焼酎「黒霧島」を掛け合わせたスピリッツ焼酎。
黒霧島のトロッとしたコクのある甘みに、チャーガのもつ甘みと香りが加わった健麗酒。
霧島酒造の主要な焼酎銘柄をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
貴方好みの味わいの焼酎は見つかりましたでしょうか。
特に赤・白・黒3種類の霧島はラベルごとに味わいに特徴があるので、飲み比べてみるのも楽しいですね!
この記事に関する記事
Copyright© 運営事務局