そのクセがクセになる!! スコッチ ウイスキーの魅力 アイラ島特集

    独特な香りや味わいがあり、愛好家が多いことでも知られているスコッチ ウイスキー。その中でも異彩を放つのがアイラ島産のシングル モルト ウイスキーです。そんな個性的なアイラ島産のウイスキーを、わかりやすくご紹介していきたいと思います。

    アイラ島とは?

    アイラ島ってどこ?

    アイラ島の位置

    アイラ島(Islay)はスコットランドのインナー・ヘブリディーズ諸島の南端に位置し、「ヘブリディーズ諸島の女王」と呼ばれています。
    アイラ島は気候が温暖で、スコッチ ウイスキーの主原料である大麦の栽培に適しています。
    またスコッチ ウイスキーに必要不可欠な「ピート」が豊富で、良質の水も手に入ることから、伝統的にウイスキー造りの盛んな地域です。

    ピートって?

    ピート

    ピートとはスコットランド特有の泥炭のことです。
    泥炭とは湿原で植物の遺骸が分解されず蓄積した、可燃性の地層のことです。
    ウイスキーの製造過程で麦芽を焙煎する際に、ピートを使うことでウイスキーに独特な香りが付きます。

    アイラ島のウイスキー蒸留所

    アイラ島のウイスキー蒸留所

    そんなアイラ島には8つのウイスキー蒸留所が存在します。
    どの蒸留所も海辺に建てられており海からの潮風を受ける影響から、アイラ島のウイスキーはヨード臭が強く、さらにピート由来のスモーキーな香りも強いのが特徴です。
    それぞれが個性豊かで世界的にも人気があり、アイラ島は「ウイスキーの聖地」とも呼ばれています。

    ①ボウモア蒸留所 (Bowmore)

    アイラ島の西中央部にあるアイラ島最大の町ボウモアにあるウイスキー蒸留所です。
    アイラ島では最古のウイスキー蒸留所となります。(1779年創業)
    日本のサントリーが資本参加し、現在は子会社化しています。
    『アイラの女王』と呼ばれているウイスキー蒸留所です。

    ②キルホーマン蒸留所 (Kilchoman)

    2005年に蒸留を開始したスコットランド最西端のウイスキー蒸留所です。
    アイラ島の他のウイスキー蒸留所が全て海に面しているのに対し、キルホーマン蒸留所は唯一内陸部にあります。
    他のウイスキー蒸留所に比べて規模や生産量が小さく、ピート香が強いウイスキーを造っているのも特徴です。

    ③ブルイックラディ蒸留所 (Bruichladdich)

    1881年に創業したウイスキー蒸留所ですが1994年に一旦閉鎖され、2001年に復活したウイスキー蒸留所です。
    生産からボトリングまで、すべての作業をこの蒸留所内で行っているアイラ島唯一の独立蒸溜所でした。(2012年にレミー・コアントロー社が買収)
    伝統的な製法をベースに革新的な製法や熟成法を取り入れ、ここ数年話題を集めたウイスキーをいくつも造っているウイスキー蒸留所です。

    ④ラガヴーリン蒸留所 (Lagavulin)

    Lagavulinとは「水車小屋のあるくぼ地」という意味になります。
    1816年にアイラ島南岸にて創業しましたが、それ以前から密造所として稼働していたそうです。
    シェリー樽で熟成させることによる甘い香りと強烈なピート香があります。
    その個性的な味わいから『アイラの巨人』と呼ばれています。

    ⑤アードベッグ蒸留所 (Ardbeg)

    1815年に創業した古典的かつ伝統的なウイスキー蒸留所です。
    1980年代前半にウイスキーの生産を停止しましたが、1997年にウイスキーの生産を再開しました。
    ここのウイスキーは全般的に非常にクセのあるピート香がするため、好き嫌いがはっきり分かれる味わいと言えるでしょう。
    でも一度クセになると抜けられない、そんな魅力を持っています。

    ⑥ブナハーブン蒸留所 (Bunnahabhain)

    1881年に創業のアイラ島北部のウイスキー蒸留所です。
    「Bunnahabhain」は「河口」という意味になります。
    アイラ島のウイスキーの中では珍しく、ほとんどピートを使わないのが特徴です。
    そのため口当たりが軽く香りもクセが少ないので、初心者向けのアイラ島ウイスキーと言えるかもしれません。

    ⑦カリラ蒸留所 (Caol Ila)

    1846年に設立したウイスキー蒸留所で、アイラ島では最大の生産量を誇ります。
    「Caol Ila」とは「アイラ海峡」という意味なのですが、日本では「香るアイラ」と呼ばれることもあります。
    比較的ピート香の強烈さは控え目なので、アイラ島ウイスキーの入門編と言えるかもしれません。
    蒸留所公式の「オフィシャル」に限らず、独自の熟成をさせた「ボトラーズ」も種類が豊富です。

    ⑧ラフロイグ蒸留所 (Laphroaig)

    1815年に設立したウイスキー蒸留所です。
    熟成にはバーボン樽(バーボンウイスキーを熟成させた後の空き樽)のみを使用するのが特徴です。
    個性豊かなアイラ島ウイスキーの中でも飛びぬけて独特かつ強烈な香りを持ち、その香りは「正露丸」や「消毒液」などと形容されます。
    かなり好き嫌いがはっきり分かれる味わいですが、コアなファンも多いアイラ島ウイスキーです。

    アイラ島のウイスキー蒸留所 番外編

    ポートエレン蒸留所 (Port Ellen)

    1825年に創業したウイスキー蒸留所ですが、1983年に生産を停止してしまいました。
    1983年以前に生産されたウイスキーしか存在せず、今後も生産を再開する見込みがないので、まさに「幻のウイスキー」と言えるでしょう。

    ガートブレック蒸留所 (Gartbreck)

    2015年に生産を開始した新しい蒸留所です。
    スコットランドでは3年以上熟成させないと「ウイスキー」と名乗れないので、この蒸留所のウイスキーは2018年以降のリリースとなります。

    アイラ島のウイスキー蒸留所 まとめ

    いかがでしたでしょうか?
    アイラ島のウイスキーはかなり個性的な味わいのものばかりで、好き嫌いがはっきり分かれますが、世界的に人気がありコアなファンも多いウイスキーです。
    まだお飲みになったことがない方は、ぜひ一度チャレンジしてみてください。

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