2016/04/10
shimo19
2016/03/26 更新
スピリッツというお酒とは、どういうお酒なのかご存じでしょうか?スピリッツというお酒は何なのか、スピリッツというお酒についての知識を提供していきます。スピリッツというお酒が何かを理解して、お酒の知識を広げましょう。素敵なお酒に出会えるきっかけになると良いですね。
スピリッツというお酒とは?
スピリッツというお酒とは、「アルコール度数の高い蒸留酒」のことです。アルコール度数が少なくとも30度以上はある蒸留酒で、エキス分が含まれないか、少ないものを指します。
厳密な意味でのスピリッツというお酒には、ウイスキー、ブランデー、焼酎なども含まれますが、一般的にスピリッツといえば「ウオツカ」「ジン」「ラム」「テキーラ」などを指します。現在最も強い酒は、ウオツカの「スピリタス」で、アルコール度数が96度もあります。スピリッツは、そのまま飲むだけでなく、カクテルのベースにもよく使われます。
スピリッツというお酒の歴史
スピリッツというお酒は、錬金術で使われていた蒸留器を使い、醸造酒を蒸留することで造られるようになりました。蒸留器はヨーロッパで発明され、世界中に広がっていき、それにしたがって蒸留酒も世界各地で造られるようになりました。
スピリッツというお酒の歴史
蒸留酒は、まずヨーロッパでブランデーやウイスキーが造られ、北欧に伝わってアクアヴィットが造られ、ロシアではウオツカが、イランやインドではアラックが、中国で白酒(パイチュウ)が、日本で泡盛や焼酎が造られるようになりました。さらにアメリカ大陸にも伝播し、キューバなどでラムが、メキシコでテキーラが造られました。
主なスピリッツというお酒の名前の由来
ウオツカはロシア語の「生命の水(ジーズナヤ・ヴァダー)」、ジンは「杜松の実(ジュニパー・ベリー)」、ラムはお酒を飲んだときの状態「大騒ぎ(ランバリオン)」、テキーラは町の名前「テキーラ町」、アクアヴィットはラテン語の「生命の水(アクアヴィテ)」であるとされています。
【スピリッツというお酒】ウオツカ(Vodka)
ウオツカは、ロシアで生まれた、純粋なアルコールに近いスピリッツです。ウオツカの造り方は、大麦、小麦、ライ麦、トウモロコシ、ミルクなどを糖化させてから発酵し、連続式蒸留器で蒸留してアルコール度数を95度以上まで高め、適宜加水してから、白樺や椰子などの活性炭でろ過します。
【スピリッツというお酒】ウオツカ(Vodka)
無色透明のものが多いのですが、わずかに香味付けをしたウオツカもあります。アルコール度数は、40度前後のものが多いようです。ウオツカベースのカクテルには、ソルティ・ドッグ、スクリュードライバ、モスコミュール、バラライカ、ブラッディー・メアリーなどがあります。
【スピリッツ】ジン(Gin)
ジンは、オランダで生まれた、杜松(ねず)の実の香りがするスピリッツです。トウモロコシ、大麦、ライ麦などを糖化させてから発酵し、連続式または単式蒸留器で蒸留し、杜松などの植物成分をしばらく浸漬してから、単式蒸留器で再び蒸留します。
【スピリッツ】ジン(Gin)
加える植物成分としては、杜松のほかに、オレンジやレモンなどの果物、コリアンダーやアンゼリカなどのハーブがあり、各社ごとに植物成分の配合が異なります。ジンベースのカクテルには、マティーニ、ギムレット、ジン・トニック、ジン・リッキー、トム・コリンズ、ブルー・ムーン、青い珊瑚礁、ブルドッグ・ハイボールなどがあります。
【スピリッツ】ラム(Rum)
ムは、カリブ諸島で生まれた、さとうきびから造る無色または褐色のスピリッツです。さとうきびから砂糖を作った残りの糖蜜やさとうきびの搾り汁を、水で薄めてから発酵し、蒸留器で蒸留します。ラムベースのカクテルには、キューバ・リブレ、ダイキリ、X・Y・Zカクテルなどがあります。
【スピリッツ】テキーラ(Tequila)
テキーラは、メキシコで生まれた、竜舌蘭(りゅうぜつらん)から造るスピリッツです。テキーラベースのカクテルには、マルガリータ、テキーラ・サンライズ、メキシカン・カクテルなどがあります。ストレートで飲むときには、レモンをかじり、塩をなめてから、ストレートのテキーラを一気にあおる、という飲み方がされるようです。
スピリッツというお酒
いかがでしょうか?スピリッツは蒸留酒で、品質は低下しにくいので、製造年月日にはそれほどこだわらなくてもいいと思います。アルコール度数が高いものが多いので、初心者には、カクテルにするほうが飲みやすいかもしれません。
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