2016/04/17
はるとママ
2016/04/10 更新
Twitterでも一時期話題となったお酒のアレルギー(アルコール過敏症、不耐症) 。実は日本人に身近な存在なんです。でもあまり知られていないのが現状です。お酒が弱いあの方はもしかするとお酒アレルギーだったのかも!?症状、予防方、注意事項を紹介!
会社に働くと、上司との付き合い・お客さんとの付き合いなどお酒を絡んだお付き合いが増えますよね。そんなお酒にも実はアレルギーがあるんです。
アレルギーの原因となる物質はいろいろと存在しますが、その一つがアルコールであることをご存知でしょうか?お酒に弱い方がアルコールアレルギーに進んでしまうこともあります。
今回は、お酒のアレルギーとその症状についてまとめてみました。
酒類を飲むとアレルギー反応を起こすアレルギー疾患をアルコールアレルギーと言います。アルコールを口にするだけでなく、肌に触れただけでもアレルギー反応を起こします。お酒が飲めない人もアルコールアレルギーに入ります。体内にアルコールを分解する酵素を持っていない人がこの症状を引き起こします。注射をする際にする消毒液を塗ると肌が赤くなってしまう人がいますね。それもアルコールアレルギーの一つです。
お酒類が入ったチョコレートやケーキを食べだけでアレルギー反応を起こす場合もあります。また、化粧品にもアルコールが含まれている場合も多いので、注意しましょう。アルコールアレルギーという言葉はあまり聞きなれないかもしれませんが、日本人の50%が該当するとも言われています。
お酒だけでなく、注射で使うアルコール消毒で真っ赤になってしまう方は、
それは即時型アレルギー反応(15~30分後に炎症が起こる)というもものの可能性があります。
他にも、遅延型アレルギー反応(お酒を飲んでから24時間~48時間後に炎症がピークになる)が少ないながら報告されています。
こちらのケースは極めて珍しいですが、遅延型反応は遅く発症するので原因の特定が難しいです。
アルコール消毒をして15分~30分で真っ赤になり、炎症が3日以上続く人は即時型+遅発型反応が組み合わさっています。
そういう方はアトピーだと思っている原因が化粧品の可能性や何気なく使っているアルコール入りの何かでおこってしまっている可能性があります。
お酒で起こっている場合は全身に症状が発症してしまいます。
お酒に入っている小麦に反応する場合もあるし体調が悪いと蕁麻疹が出るケースもあり、
とても敏感な人はお酒だけじゃなく料理に使うお酒でも反応する場合もあります。
・化粧水
・香水
・制汗剤
・ウェットティッシュ
自分がアルコールアレルギーであるかどうかが分からない場合は、パッチテストをしてみるとよいでしょう。
必要なものは、消毒用のエタノールと絆創膏です!
①エタノールを数滴、絆創膏のガーゼ部分にたらす
②腕の内側などの柔らかい箇所に、①の絆創膏を貼って、7分間放置してからはがす
絆創膏をはがした時点で
・皮膚が赤くなっている
アルコールアレルギーの方です
・さらに10分程度おいて皮膚が赤くなってきた
多少のお酒は飲めるけどアルコールに弱い方です
アルコールアレルギーは、他のアレルギーと同様に突然発症することがありますので、気になる方はマメにチェックするようにしましょう!
お酒のアレルギーを予防するには、やはりお酒を摂取しないことです。アルコールが入った菓子類などにも注意しましょう。さらに注意しなければならないのは、化粧品です。特に化粧水には成分としてアルコールが配合されているものが多いので、ノンアルコールのものを使用するようにしましょう。また、体内にアルコールを分解する酵素があるがどうかを知るには、病院でバッチテストを受けると分かります。心当たりのある人は受けてみるといいでしょう。
・アルコールアレルギーでお酒が飲めないことを周囲の人に伝える
・ノンアルコール飲料や、フレッシュジュース等で雰囲気を楽しむ
・飲めない分、美味しいものをたくさん食べて、会話を楽しむ
『飲めない=付き合いが悪い人』とレッテルが張られる前に、アルコールアレルギーであることをカミングアウトしてしまいましょう!
そうすることで『人付き合いのできる人』だと思われ、良い印象を持ってもらえるようになりますよ!
適量を守った飲酒は、ストレス解消や血行促進といった心身にプラスに働きかけるメリットがありますが、だからといってお酒に弱い方やアルコールアレルギーの方がお酒を飲むのは得策ではありません。
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