カルピスとビールで作るカクテル「ダブルカルチャード」ってなに?
2016/04/03
pikapita
2016/02/01 更新
現在、一般的に飲まれているタイプのビールは、チェコから始まりました。ビールと聞けば、ベルギーやドイルを浮かべる人も多いですが、今回はビールの原点のチェコビールをより深く知っていくことにより、これからのビールライフをもっと素晴らしいものにして頂きたいと思います
実はビールの歴史は古いのです。
紀元前4千年紀にメソポタミア文明のシュメール人により作られていた資料が最古とされています。当時は大麦やエンメル麦から作られ、黒ビール、褐色ビール、強精ビールなどの種類がありました。
それから様々な文明と共にビールは進化を遂げていきます。
そして、19世紀には酵母の研究も進み、上面発酵と下面発酵の技術が確立しました。
1842年にはチェコのプルゼニで世界最初のピルスナービール「ピルスナー・ウルケル」が製造され、このタイプの醸造はプルゼニのドイツ語名からピルスナーと呼ばれるようになったのです。
黄金色のピルスナーはガラス製品の普及と冷蔵技術の確立によって爆発的に広まっていったのです。
チェコではビールのことを「PIVO(ピヴォ)」と言います。
チェコで飲まれているほとんどのビールはラガー(下面発酵)であり、日本の大手ビールメーカーのほとんどはラガーの中でもあの黄金色に輝くピルスナースタイルである。
ピルスナーとはその名の通り、Plzen発祥でチェコビールの代名詞PilsnerUrquell (ピルスナーウルケル)のことなので、チェコでは Urquell 以外を「Pilsner」と表記することはめったに無いそうです。
チェコのラガーは日本のものよりもモルトの味がしっかりでボディが重く、その分爽快感はやや小さい。ホップの使い方にも差があるのか、風味や苦みも日本のビールとはだいぶ異なっています。
チェコの飲み屋でメニューを見ると、ビールの後に「10°」とか度数がついていることが多いのですが、これはアルコール度数ではなくバリング度(麦汁濃度)であり、高いほどより重たくコクを感じるのです。
大体は10~12°であり、Urquell は12°である。『チェコビール』を感じるために、まずは12°のラガーを飲んでみることをおススメします。
また、黒ビール好きの方は、是非ダークラガーを。
国別一人当たりビール消費量ランキング、要は年間一人当たりどれぐらいビールを飲んでいるのか?と言う調査で、連続でチェコが1位を誇っています。
チェコでは、水よりビールの方が安く売っているほどのビール大国なのです。
現代のラガービールの起源がチェコなので、チェコがビール大国なのは、不思議ではないのだが何故チェコなのか?
諸説あるが、ここではその一つ「ホップ」を取り上げます。
先ずは、ビールに何故ホップが必要なのか?
ホップの成分は、ビールの苦味と爽快な香りを生み、ビールの泡持ちを良くします。また、過剰なタンパク質を沈殿させるのでビールの濁りを取り除く作用もあります。更に、雑菌の繁殖を抑え、ビールの腐敗を防ぐ作用もあります。
そして、チェコで収穫されるホップは世界でも絶賛される品質です。
それで付けられた名前が「ホップのロールスロイス」。
このチェコ産のホップは、日本の大手ビール会社も使用しており、今はビールには欠かせない材料なんです。
スタロブルノ
スタロブルノは「古きブルノ」という意味の、モラビアは古都ブルノを代表するビールです。
力強さ、甘み、苦味などバランスがよいビールとなっています。
パルドゥビツェ・ポーター
ボヘミアで一番アルコール度数の高い黒ビールです。
ホップの香りが強いチェコビール。
クラコノス
モルトの風味が強く、バランスがよい
ジャテッツ
世界的なホップ産地の町ジャテッツに醸造所があります。
サントリープレミアムモルツのホップはジャテッツのホップを使用。
ヴラティスラフ
チェコ、北ボヘミアのビール。
グラナート
苦いコーヒーのような後味のある黒ビール。
さすがラガービールの発祥の地チェコです。
様々な種類のビールがあり、こだわりもそれぞれにあります。
チェコビールの魅力を完全に伝えることは、ここでは不可能です。先ずは、皆さまでチェコビールを飲んでみて下さい。
ビール好きならチェコビールの味は知っておかないとね!!!
この記事に関する記事
Copyright© 運営事務局