古都京都に乾杯!京都でおすすめの日本酒の銘柄と飲める店を大特集!
2016/06/07
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2016/01/08 更新
まだまだ日本酒に挑戦したばかり。そんな人は辛口日本酒を敬遠しがちです。しかし、実は辛口日本酒には一口に辛口といってもたくさんの種類があるんです。今回はそんな辛口日本酒の中から初心者でも挑戦しやすい辛口日本酒をご紹介します!
日本において、日本酒は酒税法において定義が定められており、以下に掲げる条件でアルコール度数が22度未満のものをさしています。
•米、米こうじ及び水を原料として発酵させて、こしたもの
•米、米こうじ、水及び清酒かすその他政令で定める物品を原料として発酵させて、こしたもの(その原料中当該政令で定める物品の重量の合計が米(米こうじを含む)の重量の100分の50を超えないものに限る。)
•清酒に清酒かすを加えて、こしたもの
また、これ以外にも、混合酒に分類させる合成清酒やどぐろくといった「その他の醸造酒」に関しても日本酒に分類されることとなっています。
一般的に日本酒の味わいというのは、日本酒度がプラスとなっていれば辛口、マイナスになっていれば甘口、と言われます。舌で感じる辛さというのはアルコールの刺激であり、辛い日本酒は突き詰めると焼酎のような味になってします。日本酒に使われる「辛口」という表現は、後味のキレの良さやドライな酒質といったことであり、多くの場合日本酒度がプラスに傾いている酒質が「辛口の日本酒」に求められる味わいを持っていると言えるでしょう。
しかし日本酒度が高ければ高いほど辛いのかというとそうではありません、日本酒における香りや酸度といった様々な要因と相まって、辛口の日本酒という存在が確立されていますから、日本酒度が低くとも美味しい辛口の日本酒は多数存在しているのです。
淡麗辛口・・・酸味と糖分が少なく、さっぱりしてキレのある酒。
淡麗甘口・・・酸味と糖分が少なく、さっぱりしてまろやかな酒。
濃醇辛口・・・酸味と糖分が多く、コクとキレがある酒。
濃醇甘口・・・酸味と糖分が多く、コクがありまろやかな酒。
“甘口・辛口”について述べる前に、ちょっと考えてみましょう。
以前まであった特級・一級・二級、あるいは今ある特撰・上撰と言うような日本酒用語は、皆さんにどんな印象を与えていますか?おそらく前者は上中下といったランク、後者は素材とか造り方のこだわりみたいなものを感じさせていると思います。
それと似たように、消費者の目に見える日本酒の“甘口・辛口”という売り手側の表示も、どうやら言葉のイメージだけが先行しているようです。
本来“甘口・辛口”と言う表現は、日本酒度と酸度の数値によって分けられているのですが、消費者にはそういう分析値は専門的でとっつきにくく、ほとんど理解されていないといっても過言ではありません。厳密には右の表からも判るように、たとえば酸度の違いによる“甘い・辛い”の分岐点は濃醇・淡麗という分別 も含めると、この二種類の斜線上にあるのです。つまり“甘い・辛い”は単に日本酒度だけを見てプラス何度だから、どうこうとは言えないのです。
本当は“甘い”と言う表現がよくないのかもしれません。確かに辛口は辛口として納得されていますが、これには「辛口じゃないと美味しくないんだ」という潜在意識の影響もあります。実際、“甘口・辛口”という表示を意識しないで飲んでみますと、砂糖の甘さを感じるような、ふわっとしたフルーティーな味だけど数値上は“辛口”という日本酒もありますし、逆に“甘口”なのにピリピリと辛いものもあるのです。
となれば今の日本人の甘辛分別には、認知されている“辛口”と、甘口を言い換えた“旨口”と言うような表現の方が分かりやすいのではないかと思ったりします。
この考え方は、翻せば、味わいのイメージとして“辛口”は啓蒙されてきたが“甘口”は批判された経緯があったと言うことなのです。
大吟醸酒
精米歩合50%以下、麹歩合15%以上、若干のアルコールを添加。
純米大吟醸
精米歩合50%以下、麹歩合15%以上、アルコール添加をしていない。
吟醸酒
精米歩合60%以下、麹歩合15%以上、若干のアルコールを添加。
純米吟醸酒
精米歩合60%以下、麹歩合15%以上、アルコール添加をしていない。
本醸造酒
精米歩合70%以下、麹歩合15%以上、若干のアルコールを添加。
純米酒
精米歩合による規定はない、麹歩合15%以上、アルコール添加をしていない。
「 吟醸 」と名の付く酒は、「吟醸造り」をした酒で、吟味して醸造することをいいます。
伝統的に、よりよく精米した白米を低温でゆっくり発酵させ、粕の割合を高くし、特有な芳香(吟香)を有するように醸造することをいいます。
米、米麹、醸造アルコールの他に、糖類、酸味料、アミノ酸塩 等が少しでも含まれていたり、アルコールの添加量が白米1tあたり100%アルコールが116ℓを越えるもの、麹歩合が15%より低いものは「普通酒」になります。
大吟醸、生酒、生原酒などは、冷蔵庫やしっかりと、あるいは、氷でき~んと冷やしてお飲みください!
ワイングラスに注いで飲むと素敵ですね。
また、氷を浮かべたロックや炭酸割りで日本酒を楽しむ人も増えています。
極限まで辛口に仕上げた酒を、さらに3年ほど蔵に寝かせ熟成した純米吟醸「撫養街道」。日本酒好きの方にぜひ飲んでいただきたい超辛口の清酒です。
冷やでも、燗でも、どちらでもお楽しみいただける逸品です。
ご注意いただきたいのは、温めすぎないこと。温めすぎて熱くなってしまうと香りが飛んでしまうのでお気を付けくださいね。
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