五大ウイスキーを比較しながら解説 ウイスキーの種類とその違い
2016/05/24
みやもん13
2016/01/04 更新
ウイスキーと言ってもその種類は様々。味や香りも全然違います。そんな奥深いウイスキーを製造方法と生産国別に種類分けし、さらに美味しい飲み方の種類もご紹介します。これを読めばあなたもウイスキー通に!ぜひ興味をもった種類を今日から飲んで楽しんでください!
一言にウイスキーといっても種類はさまざま。
ウイスキーは、日本でも馴染みの深いお酒です。
ウイスキーには世界中に様々な種類がありますが、製造される土地や原料、蒸留法、熟成法などにより分類されています。今回は製造方法と生産国による2タイプの種類分けと共に、美味しい飲み方の種類もご紹介していきます。
まずは製造方法による種類分けです。
そもそもウイスキーは、麦などを発酵させ自身の酵素にてデンプンを糖化した後、濾過し酵母にて発酵して出来たウォッシュと呼ばれる液体を蒸留器で蒸留し木製の樽に詰め熟成させて造ります。樽での熟成が最重要で、樽材の種類・大きさ・焦がし方・貯蔵環境・貯蔵時間により味わいが変わります。製造方法による分類では4種類に分けられます。
ピュアモルトウイスキー(シングルモルト)
【例】マッカラン・山崎など
原料が100%大麦麦芽で香り味ともに個性のある味わい。ピート炭を燃焼させて付ける燻臭(スモーキー・フレーバー)をつけ、濃厚な味わいで世界中に熱狂的な愛好者がいます。
ピュアモルトウイスキー(ヴァッテッドモルト)
【例】グリーンラベルなど
複数のシングルモルトをブレンドさせたもの。
グレーンウイスキー
【例】グリーンラベルなど
複数のシングルモルトをブレンドさせたもの。
ブレンデッドウイスキー
【例】バランタイン・響など
複数のシングルモルト・グレーンウイスキーをブレンドさせたもの。バランスがとれ飲みやすい、最近の主流である。ブレンドの仕方のより様々な仕上がりとなる。
製造方法で分類すると、以上の4種類となります。
聞いたことあるものから初めて聞くものもあるのでは?全種類を試し飲みしてみたいですね!
次は生産国で種類分けしたもので、世界5大ウイスキーと呼ばれるものをご紹介します。
スコッチウイスキー
【代表酒】マッカラン・グレンフィディックなど
イギリス北部のスコットランドで製造されるウイスキーの総称です。大麦が主な原料の蒸留酒で、3年以上熟成されます。ほぼ、単式蒸留を2度行っています。世界で1番愛飲されており、コクのある味・香りが特徴で、クセの無い物・フルーティーな物・ドライな物と様々です。
アイリッシュウイスキー
【代表酒】キルベガン・ジェムソンなど
イギリスのブリテン島西にあるアイルランド島で製造されるウイスキーの総称です。大麦麦芽を主な原料の蒸留酒で、大麦の香りが強く出るのが特徴です。ほぼ、単式蒸留を3度行っていて、スコッチよりも味はまろやかです。
アメリカンウイスキー
連続式蒸留を行ない、内側を焦がした新しいオーク樽を使うためにバニラのような濃厚な香りと味わい。
アメリカのウイスキーというと真っ先にバーボンを思い出しますが、実は原料のとうもろこしの比率と製法によって区別されます。
バーボンウイスキー:原料にトウモロコシを51%以上使用
ライウイスキー:原料にライ麦を51%以上使用
コーンウイスキー:原料にトウモロコシを80%以上使用
モルトウイスキー:原料に大麦を51%以上使用
ホイートウイスキー:原料に小麦を51%以上使用
カナディアンウイスキー
【代表酒】カナディアンクラブなど
連続式蒸留を行ない、原料はライ麦とトウモロコシを使用。軽く滑らかでクセのない味わいで、カクテルに良く使われています。
ジャパニーズウイスキー
【例】山崎、響、白州
日本のウイスキーはスコッチでいうところのブレンデッドウイスキーが主流です。スモーキー・フレーバーを抑え、替わりに熟成樽にて香り付けを行う日本独自の製法が特徴です。最近は、消費者の好みの変化に合わせて、モルトウイスキーも多く作られるようになってきました。
以上、5大ウイスキーをご紹介しました。
今までひとくくりに「ウイスキー」と考えていたものがここまで様々な種類がたくさんあるとは驚きです。早速どの種類か飲んでみたくなります!
ウイスキーの種類がわかったところで、次は美味しい飲み方の種類をご紹介します。
ストレート
シングル30ml(ワンフィンガー) ダブル60ml(ツーフィンガー)
個性ある重厚な味わいウイスキーの香り・舌触りを味わうことができ、ウイスキーそのものを味わう事ができる飲み方です。アルコール度数が高いので、チェイサーを用意した方が良いでしょう。ダイエット中は必需品ですよ。
ロック
香りは若干弱まりますが辛みを抑える事ができ、冷たくキリッっと飲みやすいです。氷が溶け出し味の変化を楽しむのもよいのでは?
・オン・ザ・ロック
大きめの氷を入れて上からウイスキーを注ぐ
・ウイスキー・ミント
クラッシュアイスを使用し、氷割り感覚で楽しめます
水割り
基本の配分はウイスキー1:お水2です。先にウイスキーを入れておくと混ざりやすいです。ウイスキーの成分を変えずにアルコールを薄めて味わうことができるので飲みやすいです。
・トワイスアップ
ウイスキーと水を1対1で氷を加えないことです。この飲み方は愛飲家も多く、最良の飲み方と言われています。
・ハーフロック
トワイスアップに大き目の氷を入れたもの。
・ウイスキーフロート
氷を2・3個入れ、水を7分ほど入れてウイスキーを静かに水に浮かべる。味わいの変化を楽しみながら飲むことができます。
お湯割り
基本の配分はウイスキー1:お湯2です。お湯を先に入れておくと混ざりやすく、悪酔いしてしまう成分も飛び味もまろやかに。風味や香りを楽しみ、体も温め寒い季節におすすめ。
・ホットウイスキー
ウイスキーを温め、お湯を2~4倍注ぎ味わいます
・ホットウイスキーダディ
ホットウイスキーに砂糖を1つ入れる
・ホットウイスキースリング
ホットウイスキーダディにレモンスライスを入れる
カクテル
ハイボールは氷を2・3個入れウイスキーを注ぎ、ステアしウイスキーを冷やします。その後ゆっくりソーダを注ぎ入れます。配分はウイスキー1:ソーダ3です。炭酸が抜けてしまうのであまりかき混ぜないように。
飲み方にも様々な種類がありますね!
気分や季節によって飲み分けることができて嬉しいです。
ウイスキー自体の種類も様々ですが、飲み方の種類もたくさんありましたね!
いかがでしたでしょうか。
製造方法での種類分けと主な生産国での種類分け、そして美味しい飲み方の種類をご紹介しました。これだけたくさんあると、自分好みのウイスキーを探すのも楽しそうですね!
また、ウイスキーは蒸留酒なので糖質はありません。太りにくいお酒の1つです。最近の研究報告では、ウイスキー・ブランデーは香りの効力などで脂肪代謝を促すホルモンが増えるそうです。ダイエット中でも安心して飲めますね。
これだけのウイスキーの種類を一つ一つ試していくのは大変ですが、ウイスキーに詳しくなると周りから一目置かれた存在になれるかもしれません!ぜひ興味をもった種類、飲み方でウイスキーを楽しんでください!
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