大人の味ブランデー入りカクテル、あなたはどれくらい知ってる?
2016/05/19
きたま
2015/12/23 更新
かんたんにおいしく作れるレシピが手に入るこの時代、手作りケーキが趣味という方は少なくないはず。でもおすすめレシピを見て作っただけでは物足りない。そんなときワンランクレベルを上げてくれるのがリキュール類。お菓子作りにおすすめのリキュールをご紹介します!
リキュールとは、蒸留酒に果実やハーブなどの副材料を加えて香味をスピリッツに移し、砂糖やシロップ、着色料などを添加し調製した混成酒である。
そのまま飲むこともあるが、多くはカクテルの材料や菓子の風味付けなどに使う。
リキュールは果物を用いたものが多いので、当然フルーツ系の洋菓子との相性は抜群です。例えばベリーをつかったケーキにはベリー系のリキュールがおすすめです。クリームに混ぜたり,シロップと混ぜて生地に塗ったり、活用方法は後のほうでもご紹介します。
では、おすすめリキュールをご紹介していきましょう。
チョコレートケーキにオレンジ系のリキュールを少し加えるだけで風味が増したり、「大人の味」を醸し出したりできます。オレンジ系リキュールのおすすめ、というか王道2種類をご紹介します。
コアントロー
コアントローはオレンジの乾燥果皮を水に浸漬してもどした後蒸留と、スィートオレンジ果皮を中性スピリッツに浸漬後蒸留したものを合わせた、オレンジの香味豊かな透明なお酒です。
知らない人はいない、といっても過言ではない世界的にも有名なリキュールです。甘い香りが心地よく、ロックで飲むのもおすすめです。グラサージュショコラに混ぜ込むのもおすすめ。
グランマルニエ
コニャックにビターオレンジの蒸留エキス分を加え、オーク樽で熟成させて作られる。アルコール度数は40度で、食後酒としてストレートで飲まれるほか、カクテルやデザートにも用いられる。
こちらもかなり有名なオレンジリキュールです。こちらは琥珀色をした液体で、芳醇なオレンジの香りを楽しめます。おすすめはクレープなどに使用するオレンジソースに混ぜたり、チョコクリームに混ぜたり。シロップに混ぜてフランベした後にスポンジに打ったりするのもおすすめです。
クレーム・ド・カシス
名前に「クレーム(クリーム)」と入っているくらい、甘いリキュールです。おもにカクテルに使用しますが、お菓子に使う場合、ババロアやシャーベットに使うのがおすすめです。その他ベリー系のソースに加えてアクセントにも。
クレーム・ド・フレーズ
こちらも甘いイチゴのリキュール。生クリームに加えるとほのかにピンク色の甘い香りのクリームになります。ババロアやパンナコッタなどに加えるのもおすすめ。発色が良くかわいらしい感じに仕上がります。
ミント・リキュール
スッとしたミントの香りが心地よい綺麗な緑色をしたリキュールです。おすすめの使い方はやはりホワイトチョコレートと合わせるチョコミントですね。そのほか生クリームに加えてきれいな緑色をしたクリームを絞ってケーキのアクセントにするのもおすすめです。
シャルトリューズ
詳し製造方法が謎とされている、ミステリアスでありながら「リキュールの女王」とも呼ばれているリキュール。スパイシーな緑色のヴェールと蜂蜜のような風味をもつ黄色のジョーヌの2種類がります。複雑な味を持つ個性的なリキュールで、クリームなどに混ぜ合わせるのは個人的におすすめできません。バターケーキなどの焼き菓子のアクセントに加えるのがおすすめです。
もちろんそのまま飲んでもとてもおいしいリキュールです。
アマレット・ディ・サローノ
アーモンドのような香りのするリキュール。でも原料はアーモンドではなく杏子の種子です。風味づけに焼き菓子に加えたりしますが、アクセントにババロアなどに少量加えるのもおすすめ。ほかにもアイスクリームに少量直接かけてみると、高級感がでて簡単にいつもと違う雰囲気を味わえるのでおすすめです。
フランジェリコ
ヘーゼルナッツのリキュールです。もちろんチョコレートとの相性は抜群。でもおすすめは生クリームと合わせて使用する方法。ホイップしてクレープやコーヒーゼリーのトッピングにすると最高です。ホットケーキのトッピングにもおすすめですね。
キルシュヴァッサー
サクランボのリキュールです。とても良いほのかに香りがしますが、飲んでみると結構辛口です。チョコレートの生地にこのキルシュとシロップをフランベしたものをたっぷりしみこませて、さらにキルシュを混ぜたクリームをサンドして周りにもナッペすると有名な「シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ」になります。ケーキに「大人の味」を求める方におすすめです。あと、カスタードクリームの仕上げに加えて風味付けするのもおすすめの使用方法です。
バナナ・リキュール
そのまま。バナナのリキュールです。まさにバナナが前面に出てきた感じのリュールで、甘いことこの上なしです。もちろんバナナをつかったお菓子におすすめですが、それ以外でも、カスタードクリームに混ぜたり、プリンに混ぜたり、それこそどこにでも使えるおすすめのリュールです。ただし、バナナがかなり主張してきますので使う際にはそのつもりで。
今回おすすめできたのは星の数ほどあるリュールのごくごく一部です。他にもメジャーなものでコーヒー、抹茶、などのリキュールもありますし、果物系となると数え切れないほど。ですが、今回おすすめしたのはケーキ屋さんの厨房なら必ずと言っていいほどそろえられているものです。リキュールマスターになって、お菓子作りの腕を手軽にワンランクアップしてみませんか?
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