2015/12/20
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2015/12/21 更新
アルゼンチンのワインを飲んだことがありますか?あまり知られていないかもしれませんが、アルゼンチンは、世界5位の生産量を誇るワイン大国なんです。アルゼンチンではスペインやイタリアからの移民が多く、ワインと食は切っても切れない関係にあり、食文化も発達しています。
アルゼンチンは、恵まれた気候と土壌から、世界でも指折りのワイン生産量を誇っています。そもそもアルゼンチンのワインは、16世紀の初頭にイエズス会の宣教師が持ち込んだものが最初だといわれています。アンデス山脈のふもとには、228,575haのぶどう畑があり、ワイナリー数は1,300個と世界第5位の生産量を誇る。自国内での消費は、世界第7位のワイン消費国でもあります。
アルゼンチンワインの代名詞と言われるのが、マルベックという品種で作られた赤ワイン。色が濃く香りが豊潤なのが特徴です。マルベックは、もともとフランス南西部の主要品種のひとつですが、長旅を経て根付いたアルゼンチンで固有品種として有名になりました。アルゼンチンワインの白というと、トロンテスという品種が有名。トロンテスは、フレッシュでアロマティックな品種で、かつては甘口が主流でしたが、近年はスッキリとした辛口が増えました。
カベルネ・ソーヴィニヨン・レゼルヴァ[2012]ボデガ・ノートン(赤ワイン)
日本経済新聞の《NIKKEIプラス1 何でもランキング》の特集、《1度は飲みたい、あの国のワイン》で『第1位を獲得!』
■味わい:ミディアム~フルボディ
■品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
カイケン・ウルトラ・マルベック[2013]モンテス(赤ワイン)
ブルーベリーやブラックベリーなどの黒系果実の香りで、フレンチオーク樽由来のエレガンスな印象。
■味わい:フルボディ・辛口
■品種:マルベック98%、カベルネ・ソーヴィニヨン2%
トラピチェ・シャルドネ・オークカスク【2014】 (白ワイン)
樽香からくるしっかりとした甘い香りと、どっしりとした厚みのある辛口が特徴です。
■味わい:辛口
■ブドウ品種:シャルドネ 100%
クマ・オーガニック・トロンテス【2014】ミッシェル・トリノ(白ワイン)
アルゼンチンの有機認証機関「アルゼンサート」認定の有機栽培葡萄を100%使用した
オーガニックワインです。
■味わい:辛口
■品種:トロンテス100%
アルゼンチンBBQ(アサド)
人口より牛のほうが多い牧畜国家アルゼンチンでは、何を置いても美味しい牛肉です。アルゼンチンの大平原で、たっぷり太陽を浴びながら牧草を食べ、適度に運動して育った牛なので、身がしまっていて、味が濃厚。しかも驚くほど安い!アルゼンチンの肉料理といえば、お肉の塊に岩塩をかけ、炭で数時間かけて、余分な油を落としながらお肉を焼く「アサド」です。
エンパナーダ
餃子パンみたいに見えますが、アルゼンチン全国どこへ行ってもたべられる半円形のパイです。スペインはじめ各国で同じ名前の料理がありますが、アルゼンチンの場合には、こぶりの包みピザのような感じで、もっちりとした生地が特徴のようです。中身の具は主に肉(牛肉・鶏肉)、ハム・チーズ入りそれに野菜だけ(とうもろこし・玉葱など)の種類があります。
パタゴニア名物のコルデーロ(羊の炭火焼)
アルゼンチンで、牛肉と同じくらい美味しいのが、パタゴニアで育てられる羊の肉です。パタゴニア地方は低温で風が強く、降水量が少ないため、枯れたような草原が広がっています。この半分枯れた草を食べる羊の肉は、不思議なことにあの独特のにおいがほとんどありません。丸ごと一頭の羊がアジの開きのように開かれ、串に刺されて炭火の回りに立てられ、遠火で時間をかけて焼かれます。アルゼンチンへ行ったら食べてみたい1品です。
「肉がないのは食事がないのと一緒」という諺があるアルゼンチンでの主食は「肉」ですが、忘れてはならない重要な脇役は「ワイン」です。ワインは、アルゼンチンの食文化において欠かせないものとなっています。
ワインとお肉なしでは語れないアルゼンチンの食文化
アルゼンチンはワイン好きと肉好きにはたまらない国。炭火でじっくり焼いたステーキと、濃厚な赤ワインのマリアージュは最高です。いつかアルゼンチンへ行って、本場の味を食してみたいものです。
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