ビールとは違う!?大人気の発泡酒売れ筋ランキングベスト10!
2016/01/24
unadwui
2016/06/20 更新
ここ数年で人気急上昇した日本酒「獺祭」 今では山口に限らず、日本を代表する日本酒として人気があります。でも山口の日本酒を語る上で『雁木』を忘れちゃいけません。そこで今回は山口の銘酒『雁木』の魅力を熱く語っていこうと思います。
地元で愛されてきた日本酒「錦乃誉(にしきのほまれ)」を造る山口県岩国市の蔵元「八百新酒造(やおしんしゅぞう)」
その八百新酒造が日本酒造りの原点を見直し、新たにスタートさせた日本酒が『雁木(がんぎ)』です。
八百新酒造(株)
所在地:山口県岩国市今津町3-18-9
TEL:0827‐21‐3185
FAX:0827‐21‐3186
そもそも「雁木」とは、船着場の階段のある桟橋のことを指します。
創業当初から錦川の河畔にある八百新酒造は、日本酒の原料米を錦川の上流から下ってくる船で「雁木」から水揚げしていました。
いわば「雁木」は八百新酒造にとっての原点であると言えるでしょう。
世代交代した新しいスタッフが造る日本酒に『雁木』と命名したのは平成12年のことです。
日本酒造りの原点に立ち返って、そこから新しい伝統をスタートさせました。
仕込み量を少量限定して目をかけ手を掛けることを惜しまず、のびのびとしてしっかりと味ののった生命力溢れる日本酒を造っています。
雁木では醸造用アルコールを添加せず、純米酒だけを造っています。
また活性炭で濾過することもせず、雁木は無濾過で瓶詰めされています。
日本酒に余計なものを足したり引いたりすることなく、シンプルに素材そのものの旨味を引き出しています。
日本酒造りでもっとも重要な主原料である米。
その米を理想的な状態にするために、雁木では少量ずつ手作業で洗米や浸漬を行っています。
雁木では理想的な麹を造るために、蒸米に麹菌を混ぜ、ほぐし、さばく作業もすべて手作業で行っています。
また、品質や温度の管理には最新のシステムを利用するなど、完璧主義ともいえる徹底した管理を行って日本酒を造っています。
日本酒を造る時、米と麹を3回に分けて加える「三段仕込み」で仕込みます。
通常は全量入る大きなタンクで3回に分けて加えるのですが、雁木はタンクのサイズを変えて仕込みます。
米や麹にもっとも理想的な環境を整えてあげることによって、素材のポテンシャルを最大限に引き出しています。
日本酒造りは最新のシステムを駆使してデータ化しても、数値と実感の誤差は付きまといます。
雁木ではデータだけを見るのではなく、実際のもろみを見て聞き、最高の状態で日本酒を醸しています。
雁木のベーシックな日本酒の一つです。
初めて世に出した雁木であることから「ノ壱」と命名されました。
加水せず、火入れせず、濾過せず、搾った日本酒の持ち味をそのままボトルに詰めています。
のびやかでしっかり味がのった、生命力溢れる日本酒となっています。
雁木のベーシックな日本酒の一つです。
二番目に世に出した雁木であることから「ノ弐」と命名されました。
加水せず、火入れせず、濾過せず、搾った日本酒の持ち味をそのままボトルに詰めています。
口あたり滑らかで、含み香がたっぷり口中を満たす日本酒となっています。
「鶺鴒(せきれい)」は雁木の蔵の前を流れる錦川の水面すれすれを、一直線に滑るように翔ける鶺鴒の軌跡にも似た、清々しい飲み心地をイメージして命名されました。
優雅な香味で満たされた後に、きれいな余韻が一筋に続く日本酒となっています。
原酒を加水し、一回だけ火入れした純米酒です。
船着場に灯る常夜灯と「一回だけ火入れ」の意味を重ねて「ひとつび」と命名されました。
自然に身体に沁み込むような、やさしく寄り添ってくれる日本酒となっています。
原酒を加水、一回だけ火入れした純米吟醸酒です。
川面に魚が跳ねた時の同心円状に広がる波紋と「加水」の意味を重ねて「みずのわ」と命名されました。
やわらかく軽やかに、すいすいと杯が進む日本酒となっています。
雁木の蔵の前を流れる錦川が注ぎ込む瀬戸内海の夕凪のように、たゆたう飲み心地をイメージして「ゆうなぎ」と命名されました。
気品ある穏やかな香り、しなやかで風格ある味わいの日本酒です。
いかがでしたでしょうか?
雁木は小さな蔵元ですが、小さな蔵元だからこそ丁寧に造られた日本酒が味わえます。
皆さんもぜひ一度『雁木』を飲んでみてください。
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