カルピスとビールで作るカクテル「ダブルカルチャード」ってなに?
2016/04/03
pikapita
2016/05/21 更新
ビールは世界各国で様々な銘柄があり、素材・製法・アルコール度数・香りと細かくしていくと膨大な種類になります。膨大な種類も醸造方法で分別できます。今回はビールの醸造方法の種類を紹介!ビールの世界がさらに広がり、お酒の知識になるでしょう。
上面酵母のビールをエールと呼び、特徴として出芽酵母で常温・短時間で発酵が行える事です。
上面酵母は短時間で大量の炭酸ガスを出し、酵母が上面で層を作る様に浮かんでくる事からこのような呼ばれ方をします。現在ではラガーが主流ですが、過去ではエールの醸造法が一般的でした。
かつてはホップを添加していない麦芽飲料を指していましたが現在では上面発酵ビールの総称として使われています。
アメリカの州によってはアルコール5%を超える物をラガーとして呼ぶことができないので場所によっては下面発酵もエールという扱いを受けます。
エールは世界で14種類あります。
ベルジャンエールはベルギーで造られるエールで様々なタイプがあり、代表的作品はトラビストビールで大体の物はアルコール度数が高いです。
ベルジャンエールはベルギー・オランダで行う醸造法で3種類あります。
ポーターはロースト風味でホップの苦みが効いているとても苦いエールで由来は荷役達に人気があったのでポーターという名がつきました。
昔に比べて、現在の大部分は下面発酵で醸造されています。
ローストされたモルトで醸造されているために黒に近いビールでローストによる香ばしさと深い苦味が特徴で1770年代アイルランドに生まれた大人なエールです。
スタウトはアイルランドが主で5種類あります。
濃色大麦麦芽だけで醸造されたドイツの上面発酵ビールでダークモルトとホップの苦みが調和したスッキリとした味がします。
淡い黄金色とフルーティーな香りで苦みが少ない優しいビールです。
泡立ち少なく・炭酸弱めと飲みやすい、ドイツのケルンが発祥でケルン以外で作られるときは地方名の前にケルシュを付けられるように定められています。
大麦麦芽・小麦麦芽で醸造された白濁した淡い色の上面発酵ビールの総称で小麦の香りと酸味が特徴的です。
ヴァイスは8種類の醸造があります。
ラガーは下面発酵によって出来たビールでエールに対して、低温・長時間でも発酵が特徴です。
ラガーは昔は洞窟の中に氷を入れた翌年まで貯蔵するものでしたが冷蔵庫という低い温度で保存できる物が現れて通年で味わえ、現在ではラガーが一般的なビールになりました。
一度に安定した品質のビールを大量生産出来る事もラガーに認知が高まった要因と言えます。
下面発酵ビールの一般名称で15世紀にバイエルンで造られ、ドイツ語の「貯蔵する」という意味の「lagern」が転じて、この名になりました。
下面発酵の小麦ビールはラガーヴァイスと呼ばれます。
デュンケルはドイツでの黒ビールの呼称でローストされた大麦とドライな風味が飲み、口から鼻に抜ける時の香りは特徴的です。
デュンケルは5種類あり、種類によっては甘みのあるモノもあります。
シュバルツはデュンケルに比べて、より色が濃くて甘さは控えめとビターなビールです。
ウィンナーはウィーン麦芽で醸造されたオーストリアの琥珀色のビールで関連の醸造では赤みを強調した色や赤みがかった琥珀色と鮮やかです。
下面発酵ビールの代表格のピルスナーは軟水で醸造されている淡い黄金色のビールです。
泡は細かくもホップの苦みとシャープなのどごしが特徴的です。ピルスナーは5種類の醸造があり、飲むやすくした物から辛口を目立たせた物と幅が広いです。
コーンや米を副原料にしたライトなビールでアルコール度数が5%以上の濃い物はモルトリカーと呼ばれます。
アメリカン・モルトリカーの他にライトボディで炭酸を強くしたライトラガーがあります。
元は上面発酵で造られていたボックは香りがとても強いのに苦味は少ないビールで14~16世紀の北ドイツが発祥です。
ボックは5種類の中にはチョコレートやカラメルのような味・香りを出す物もあります。
ラガー酵母をエールと同じ高温で発酵させたビールで樽を開けた際には炭酸が蒸気の様に噴き出すのもその由来と言えます。
ランビックは野生の酵母を使ったビールの総称でベルギーのランビックビールがとても有名です。
特有の香りと強い酸味があり、醸造方法では1年以上発酵させるのでワインのようなビールです。
ビールというお酒にはこれほどの醸造方法の種類があり、ビールの世界はとても広大です。
是非、ビール専門店に赴き、自分好みの味を探す旅をしてみてはどうでしょうか?
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