カルピスとビールで作るカクテル「ダブルカルチャード」ってなに?
2016/04/03
pikapita
2016/05/21 更新
最近、人気が急上昇のクラフトビール。多数のビールが各ブリュワリーで作られており、様々なビールの風味を楽しめることで知られています。とりわけ愛好家に好まれているのが「ipa」というスタイルのビールなんです。この記事ではipaの魅力を追っていきます。
ipaはインディア・ペールエールの略称で、ビールの種類です。ホップの風味が強くて苦味があり、中~やや高いアルコール度数のビールです
ipaのiはインディアン。これは、元々イギリスからインドへの輸出用のビールだったということの名残です。長距離の運送による腐敗を防ぐためにビールにホップを多めに入れたことで、苦味の強いipaという種類のビールが生まれたと言われています。
非常に個性の強いipaビールは、日本で売られている普通のビールに慣れている方にとっては苦すぎて飲みにくいビールかもしれません。しかしながら、ipaビールの持つ苦味と豊かなフレーバーは、数々のビールファンを魅了し、現在ではアメリカでも大人気のビールとなっています。
★アメリカンIPA★
北米産のカスケードホップを主原料として作られたipaを、特にアメリカンipaと呼びます。このスタイルのipaビールはアメリカの西海岸を中心に栄えました。イギリスのipaとはまた違ったホップを使用しているので、風味の違いを楽しみましょう。
★インペリアルIPA(IIPA)★
一般的なipaよりもさらに多くのホップを主原料とし、より苦味の深い味にしたビール。Iipaとも呼ばれ、iが2つ重なることからダブルipa(wipa、dipa)とも表記されることもあります。
ブリュードッグ「パンク ipa」
本場イギリスのブリュワリー、ブリュードックで作られた「パンクipa」は、スコットランド産モルトと ニュージーランド産ホップを主原料としたフルーティで爽やかな苦味のあるipaです。ipaの中でもフルーティで軽い飲み口なので、ipaを飲み慣れていない人の入門としてもオススメ。酒屋さんに行けば瓶ビールで売っていることもありますよ。
箕面ビール「おさるIPA」
おさるさんのラベルが可愛いビールですが、中身はしっかりと苦味のついたipa。3種類のアメリカンホップを使用した、複雑な苦味と香りが特徴です。大阪の箕面には野生の猿が住んでいることから、箕面ビールのキャラクターとしてよくお猿さんが用いられています。お近くで手に入らない場合は通信販売でも買うことができますよ。
ヤッホーブルーイング「インドの青鬼」
よなよなエールなどで最近有名な、ヤッホーブルーイングの「インドの青鬼」はipaのiであるインドを取って命名しています。深い苦味とコクのある風味が特徴で癖になる美味しさ!最近ではコンビニなどにも缶ビールとして販売されており、入手し易いのも嬉しい。
志賀高原「ipa」
長野県山ノ内町の志賀高原が作る「ipa」は、スタンダードに作られたipaという印象で、深い苦味と爽やかでフルーティなホップの風味が感じられます。慣れるとゴクゴクと飲めてしまう美味しさ!志賀高原のipaには、ipaをアレンジしたアフリカンペールエールや、ハウスipaなどもあります。通信販売での購入も出来ますし、有名な地ビールなのでビアパブなどでも飲むことができます。
箕面ビール「Wipa」
通常の2.5倍のモルトとホップという原料を贅沢に使った、ビールにしては高めのアルコール度数9%ビール。普通のipaよりもさらに深い苦味と濃厚さを持つダブルipaです。普通のipaに慣れてきたら、一度は挑戦してみましょう!
濁度0.0000という透明度を誇る横浜の水は、江戸時代に作られたビールの仕込み水としても使われたそうです。使用したホップは通常の約4倍で、柑橘を思わせる香りと口の中に残るビターな味わいが魅力。アルコール度数は5.7%で、本当にビールが好きな上級者向ビールとして販売されています。
ipaについてお分かりいただけたでしょうか?ipaビールは、他のビールに比べてホップの苦味、モルトの風味が強いビールです。飲み慣れてきたらやみつきになって、ビール愛好家を離しません!是非一度、ipaビールを飲んでみて、その魅力を味わってみて下さいね。
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