カルピスとビールで作るカクテル「ダブルカルチャード」ってなに?
2016/04/03
pikapita
2016/04/27 更新
近年、地ビールブームなどの影響もあり、ますますビールが飲まれています。ビールの原料と言えば麦とホップは聞いたことはありますよね。同じ原料なのにどうして様々な風味のビールが生まれるのでしょうか?今回は、ビールの原料【ホップ】について詳しくまとめてみました。
とりあえずビール!と、よく言われるように、日本人に馴染み深いビールですが、その作り方や原料ってご存知ですか?麦とホップとはよく聞くけど、なぜその原料が必要なのでしょう?
飲む機会が多く、種類も豊富になってきたビール。原料を知ればもっと美味しく飲めるようになります。
ビールに使われる【大麦】
まず、ビール作りに必須の原料【大麦】を発芽させて【麦芽】を作ります。(ビールの種類によっては、あえて小麦を使う場合もあります。)発芽による力で大麦が含んでいる酵素が活性化され、でんぷんを糖に変化させることが出来ます。麦芽を砕いて、そこにお湯を加えると、酵素の働きででんぷんが糖へと分解されます。この液体が【麦汁】と呼ばれます。
ビールの原料「ホップ」
【麦汁】に、ビールに欠かせないもう1つの原料【ホップ】を加え煮沸すると、ホップの苦味成分が麦汁に移ります。ホップは苦みだけではなく、ビールに様々な香りをもたらします。そしてさらに、【酵母】を加えて発酵させます。酵母は糖を分解し、炭酸ガスとアルコールを作り出します。様々な原料を使って、ようやくビールにが完成するのです。
大麦はともかく、ホップってあまり馴染みのある原料ではありませんよね。
ここでは、ホップがどういう原料なのか、どういった効果をもたらすのかみていきましょう。
ホップは、アサ科でつる性の植物。日本では「カラハナソウ」(学名フルムス・ルプルス)と呼ばれています。東北地方などの涼しい地域では一部、作られていますが、国内ビールに使われている原料のホップのほとんどは輸入品。日本ではなかなか見かけることがないわけですね。
ホップは産地や種類によって香りや苦味に様々なバリエーションがあります。また、麦汁に加えるタイミングでも、出来上がったビールの味に差が生まれます。ビールの風味はホップという原料で変わるといっても過言ではありません!
ホップはビールの原料として、風味を与えているだけではありません。
麦汁のたんぱく質を取り除いて、綺麗な澄んだビールに仕上げてくれたり、
ビールには欠かせない、泡を長持ちさせる効果も持つ原料なのです!
また、ホップは雑菌の繁殖を防ぎ、防腐剤としての役割も担っています。
ビールのために生まれた原料と言ってもいいくらいの役割を果たしていますね。
ハーブティーとしても飲まれています。
ホップはビールの原料として使われているわけではありません。
生薬としても健胃・鎮静効果があり、ヨーロッパではハーブの一種として民間薬として服用されているほどです。
ビールにも人にも良い影響を与えてくれるビールの原料、それがホップなのです!
具体的に、ビールの原料として、どのような種類のホップがあるのでしょう。
大別すると、以下の3つの種類に分けられます。
【アロマホップ】ビールの原料となるホップのうち、特に香りが強いホップ。
例)
・シトラ・・・シトラスとトロピカルフルーツのような香りをビールにつける。
・トラディション・・・中~高の苦味を持ちながら、甘いアロマを持っている。
【ビタリングホップ】苦味をつける意味合いの強いホップ
例)
・ノーザンブルワー・・・ビタリングホップの中では最もポピュラー。苦味のほかにも、強い香りを持っている。
・ポエニックス・・・スタウト(黒ビール)に適しているホップ。
【ダブルターゲット】・・・苦味と様々な香りを兼ね揃えたホップ
例)
・ネルソンソービン・・・ぶどうの味わいと強烈なフルーティさを持つ。個性的。
・シムコー・・・オレンジやシトラスの香りをもつ良質なホップとして知られている。
ホップのおかげで、様々な色・味・香りのビールが出来るのです。
ここで紹介したホップの種類はあくまで例ですが、このほかにも沢山のホップがあります。
そして、複数のホップを組み合わせることで無限のビールが出来上がるのです。
ホップがビールの風味を決めるものとして、非常に大事な原料ということが分かりますね。
近年、ビールの種類がどんどん増えています!
ビールの原料、ホップについてご紹介しましたが、様々なホップを原料とすることで、美味しくて面白い風味を持つビールが作られるということがお分かりになったかと思います。
地ビールなどの缶ビールにはホップの種類が記載されていたりしますし、ビール専門店に行けばお店の人がホップについても説明してくれるでしょう。
自分のお気に入りのホップを知ることは、好みのビールをいち早く見つける手がかりともなります。これからも色々な風味が生まれるであろうビール。ビールの原料を知ることで、ビールをより楽しめるようになりますよ。
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