天使の誘惑.「醸造酒に極めて近い蒸留酒」 若き革命児の新感覚焼酎。
2016/01/29
comodojin
2016/03/28 更新
本格焼酎のブームが起こってから、日本全国に数多くの銘柄が誕生しました。最近では低アルコール焼酎というものも現れてきています。ところで焼酎を飲むと太るのか、太らないのか。どちらだと思いますか?焼酎の美味しさの秘密を探りつつ、太る?太らない?の問いに答えます!
ダイエット中でもお酒が飲みたいときってありますよね。
でもお酒は太るんじゃない?ビールや焼酎のカロリーは?と心配になる人もいるでしょう。
また「ビール腹」という言葉もあるように、ビールには太るイメージがあります。
一般的に、アルコール度数の高いお酒ほどカロリーは高くなります。
アルコールのカロリーは1gあたり約7kcalで、これにアルコール度数と飲んだ量を掛け合わせるとお酒のカロリーを求めることができます。
例えば、アルコール度数5%表記のビールを200ml飲むとすれば、アルコールのカロリーは122.5kcalとなります。
また、アルコール度数25度表記の焼酎を6:4で水割りにして200ml飲むとすると、アルコールのカロリーは210kcalとなります。
ということから、「アルコール度数の高いお酒ほどカロリーが高い=太るお酒」ということが言えます。
ここで気を付けたいのは、いまの計算はあくまでもアルコールのカロリーということ。
スピリッツや焼酎にはほとんど糖質がないためカロリーは変わりませんが、ビールや日本酒にはこれに糖質のカロリーがプラスされます。
なぜかというと、ビールや日本酒といった醸造酒は、発酵過程でアルコールになり切れなかった糖質がどうしても残ってしまうからです。
醸造酒の場合はこの糖質が太る原因になってしまう可能性があります。
アルコール度数の高いお酒=高カロリーなので、太ると言いました。しかしこのお酒のカロリーには秘密があります。
実はお酒のカロリーは「エンプティ―カロリー」とも呼ばれ、栄養素が含まれていないためそのほとんどが体内には吸収されず、エネルギーに転換されるので太る心配はないと言われています。
しかしこの認識も少し訂正が必要です。
アルコールの摂り過ぎは、中性脂肪が大量に合成され肝臓に蓄積されることになるため、脂肪肝になりやすく、また余分な脂肪は血液中にも流れていき、高脂血症や動脈硬化の原因になってしまいます。
つまり、体重には影響でないとしても、内臓脂肪型の肥満、いわゆる「かくれ肥満」を引き起こしかねないのです。
以上のことから、「お酒は飲んでも太らない」ではなく、「肝臓に負担の掛かる飲み方をすると太る」と言えるでしょう。
では、太る心配をしないでお酒が飲みたい!というときはどうすればいいかという、アルコール度数が低く、また糖質が含まれていないものがおすすめです。
さらに、肝臓に負担の掛からない飲み方ができるとベストです。
参考のために、醸造酒のカロリーと糖質量を見ていきましょう。
ビールのカロリー
約42キロカロリー/100ml
糖質 約3.1g
意外に低カロリーと思われるかもしれませんが、注意したいのは100mlでのカロリーということ。
中ジョッキ1杯であれば約200キロカロリーになります。
そして糖質は約15g。スティックシュガー3本くらいの量です。
またビールはアルコール度数が低めなので、ぐいぐい飲んでしまう傾向にあります。
日本酒のカロリー
約105kcal/100ml
糖質 約3.6g
日本酒の原材料は米で、お酒の中で一番糖質が多いです。
日本酒を飲む人は、二合徳利(250ml)を3本くらいは軽くいくそうですから、そうなると750ml程度でしょうか。
その場合のカロリーは約800キロカロリー、糖質は約27gとなり、太るお酒と言えそうです。
ワインのカロリー
赤ワイン・白ワインともに約73kcal/100ml ロゼワイン 約77kcal/100ml
シャンパン 約100kcal/100ml
糖質 約4g
シャンパンのアルコール度数は11%以上であるため、カロリーは高くなります。
また、甘口のワインは糖質が多いため、太るお酒です。
チューハイ・カクテル
ベースにするお酒の種類、また加える果汁や砂糖シロップによってカロリーは変動します。
また糖質も、加える果物の果糖により変動します。
いずれにしろ、太るお酒といえますね。特に甘い味のするお酒は太るでしょう。
ウイスキー・ブランデーのカロリー
ウイスキー・ブランデー 約237kcal/100ml
糖質 0g
100ml換算するとカロリーは高めで太るお酒か?と思われそうですが、実際にはアルコール度数が高いから、飲む量はそう捗らないのではないでしょうか。また、ストレートではなく、ロックや水割りにする飲み方でも満足できるお酒です。
糖質は0gですから、糖質で太る心配はありません。
スピリッツのカロリー
世界四大スピリッツといえば、ウォッカ、ジン、テキーラ、ラム。
どのお酒もアルコール度数は40度以上あるので、カロリーは約280kcal/100ml。
スピリッツもカロリーだけ見れば高カロリーで太るお酒と言えます。
しかしアルコール度数を考えると、やはり100ml以上を飲むことはそうそうないでしょう。
糖質は0gですが、ただしカクテルのベースとして使われるお酒でもあるので、加える果汁やシロップによってはあっという間に糖質の面でも高カロリーとなり、太るお酒になってしまいます。
焼酎のカロリー
甲類 205kcal/100ml
乙類 145kcal/100ml
糖質 0g
焼酎というと大体アルコール度数は20~25度です。アルコールのカロリーからみれば太るお酒といえます。ただし、水割りやお湯割りで飲まれる方が多いのではないでしょうか。
焼酎には種類がある
焼酎には甲類と乙類の二種類があります。
簡単に言うと、甲類は純度の高いアルコールを水で薄めたもの、乙類は本格焼酎とも呼ばれ、原材料は麦や芋、米などがあります。
蒸留酒の中では、比較的アルコール度数が低めの焼酎は、身体によい効能がいくつもあります。
まず1つは、焼酎に含まれるプリン体の量が少ないこと。痛風になりにくいと考えられます。
2つ目に、血管内に脂肪をつきにくくする効果があり、動脈硬化予防が期待できます。
さらに、血管内にできる血栓を溶かすプラスミンという酵素を増やす力があるため、血栓予防に有効であるともいわれています。
また水やお湯で割ることができるお酒は、薄めて飲んだ方が太りません。
特に焼酎は蒸留酒の中でもお湯で割って飲むことができます。お湯割りは少しずつしか飲むことができず、逆にアルコールは回りやすいので、飲み過ぎを防ぐことができます。
同量のアルコールを飲むにしても、この方が体に優しい飲み方であるし、また水分を多くとればそれだけアルコールの分解も早くなります。
このように、醸造酒に比べてアルコール度数が高い焼酎でも、その飲み方でお酒の量も控えることができ、結果アルコールのカロリーを抑えることができます。
ダイエット中にも太る心配をすることなく、お酒を楽しむことができるのではないでしょうか。
通常焼酎のアルコール度数は25度なので、カロリー的には太るお酒ではありますが、最近では「前割り焼酎」とも呼ばれる低アルコール焼酎が発売されるようになりました。
「前割り」とは、通常の焼酎を瓶詰する前に焼酎を造るときの同じ水で割り水してある焼酎のことです。大体15~17度になるように水で割られています。
事前にお水で割られているので、味がまろやかになり、焼酎初心者の方も美味しくいただけます。
アルコールのカロリーは体内に入ると優先的に消費されます。言い換えると、アルコール以外のカロリーの消費は後回しにされてしまうということです。
つまり、お酒のおつまみのカロリーは、基本的に後回しとなるわけで、そのほとんどが体内に蓄積されることになります。
お酒を飲んでいる際に、唐揚げやポテト、ピザやパスタ、餃子といった高カロリーの食べ物を一緒に食べると、そのほとんどのカロリーは代謝されず、脂肪として体内に蓄積されることになります。
そのため、太るわけです。
しかしだからといって何も食べないでお酒だけ飲むのは、肝臓に負担がかかります。
むしろお酒を飲むときは低カロリーのおつまみを食べながら飲むことが、健康にも良く太る心配もないと言えます。
植物性のたんぱく質は肝臓で処理されやすいので、枝豆やそら豆などの豆類はおつまみとして最適です。
海藻は腹持ちも良く、食欲抑制効果があります。また塩分を体外へ排出してくれるカリウムと食物繊維が豊富です。また炭水化物や脂質の吸収を遅らせ、体脂肪にしにくい効果もあります。
大豆食品である豆腐もたんぱく質を豊富に含んでいます。また消化吸収率が高いので、胃腸にも負担がかかりません。
トマトに含まれる糖類やアミノ酸の成分には、アルコールの分解を促進してくれる作用があります。
そのためトマトは二日酔い防止に効果的です。
意外なことに、焼き鳥でも「塩」であれば大丈夫。ただし鶏皮は脂肪が多く太るので止めましょう。
鶏肉は血糖値も上げにくく、良質なたんぱく質も摂れるのでおつまみに最適です。
焼酎だけではなくお酒全般に言える事ですが、一番良くないのは飲み過ぎることです。
特にビールは炭酸で胃が刺激されて食欲が進んでしまうため、おつまみに手が伸びてしまい太る原因になりかねません。
純アルコールの適正摂取量は1日20gと言われています。焼酎でいうと、25度で100ml程度。ビールであれば500ml缶1本分です。この量であれば悪い酔いせず、太る心配もありません。
適正量を守って、美味しく楽しくお酒を飲みたいものですね。
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