2016/01/07
J&CTLT
2016/03/17 更新
おすすめのスコッチは何?、そう聞かれて、即答できますか?う~ん、そもそもスコッチってどういうお酒?ウイスキーなのは知ってるけど・・。そんなあなたにおすすめなのがこの記事です!スコッチ・ウイスキーのおすすめを銘柄からカクテルまで、こっそりお教えしちゃいます。
ウイスキーと言えば、近頃は国際的に評価が上がったジャパニーズ・ウイスキーもおすすめですが、定番のスコッチもやっぱり外せません。
そこで、今日はスコッチ・ウイスキーのおすすめをご紹介します。
テーマは、”入門向け”かつ”女性が飲みやすい”おすすめ、ということで、特に女性に安心しておすすめできる!という点に特化してご紹介しましょう。
(スコットランド、エディンバラ城)
ところでまず、おすすめ品のご紹介の前に、スコッチとは何か?という基本からお伝えします。
英国にはスコッチ・ウイスキーについての明確な定義があります。
(ピートを含んだ土地を流れる川)
糖化から発酵、蒸留、熟成までスコットランドで行われたウィスキーのみがスコッチ・ウィスキーと呼ばれる。麦芽を乾燥させる際に燃焼させる泥炭(ピート)に由来する独特の煙のような香り(スモーキーフレーバーと呼ぶ)が特徴の1つ
(英国で規定されているスコッチ・ウイスキーの定義)
(スコットランドのウイスキー蒸留所)
スコッチ・ウイスキーは英国スコットランドで作られたウイスキーです。スコットランドではウイスキーの歴史は古く、12~13世紀頃から作られていました。スコッチウイスキーは現代でも英国の主要な輸出品です。
(スコッチ・ウイスキー用のピート)
スコットランドの地質は、泥炭地が多いのが特徴です。この泥炭が『ピート』と呼ばれ、スコッチの風味である『スモーキーフレーバー』のもとになります。ウイスキーは大麦の麦芽を蒸留して作るお酒ですが、その麦芽を乾燥させる時に、ピートが燃料として使われるのです。このピートがスコッチ・ウイスキーの芳醇な香りの秘密です。
(樽詰めされたスコッチ・ウイスキー)
蒸留されたウイスキーは熟成のため、オーク樽に詰めて保存されます。オークは日本語でいう楢(ナラ)の木、樫(カシ)の木の総称です。スコットランドでは、酒樽の木種にまでこだわってウイスキーを作っているんですね。こんなこだわりも、スコッチがおすすめのウイスキーである理由なんです。
スコッチ・ウイスキーはその原料の違いによって、更にモルトウイスキー、グレーンウイスキー、ブレンデッドウイスキーなどに分けられます。ここでは、その中でも日本で良く飲まれている、ブレンデッドウイスキーとシングルモルトウイスキーの中からおすすめをご紹介したいと思います。
まずは、ブレンデッドのおすすめからです。
ブレンデッドでおすすめなのは、まず価格帯もお手頃なJ&Bレア。口当たりがよくすっきり爽やかな飲み口で、カクテルや水割りと相性が良いです。そういったところが女性や初心者におすすめなウイスキーと言えます。
カティサーク ストームも軽い飲み口がおすすめのスコッチです。
このウイスキーは少し甘口の味わいが特徴です。やはり、水割りやカクテルにしても飲みやすいのがおすすめの銘柄なところです。
少し贅沢な味を楽しみたい方には、このシーバスリーガル・ミズナラをおすすめしましょう。
シーバスリーガル自体、飲みやすいブレンドのスコッチですが、この”ミズナラ”は熟成の樽に、日本産のミズナラの木を使用している、日本向けのウイスキーです。甘味が強いので、辛口ウイスキーがお好きな方はご注意を。
スコッチと言えば究極はやはりシングルモルトのウイスキー。
その中からも、女子向けおすすめをピックアップしてみました。
シングルモルト入門編のスコッチとして人気なのが、ザ・グレンリベット。
華やかなフローラル系の香りと、バニラのような柔らかい風味があります。
飲みやすさがおすすめのスコッチです。
”鹿の谷”という意味を持つ名前のグレンフィデックも、入門にはおすすめのシングルモルトです。
全体にピート香が控えめなところが、女性に受けやすい秘密でしょうか?甘さもありますが、フルーティな爽やかさが特徴でしょうか。
スコッチを飲むなら一度はトライしてみて下さい!という意味でおすすめなのがザ・マッカラン。
通称が、シングルモルトウイスキー界の『ロールスロイス』。そう言われてみれば、華やかさを感じる香りかもしれません。
ストレート・ロック・水割り・カクテル、飲み方に外れがあまりない感じのスコッチです。
スコッチを使ったカクテルで、肌寒い季節におすすめなのが、ホット・トディ。昔からあるおなじみの飲み物で、スコッチのお湯割りにレモンやオレンジの柑橘類を添えたものです。
ホット・トディ
材料:
スコッチ・ウイスキー: 30ml
お湯: 適量
レモン、オレンジなどの柑橘類のスライス
クローブ、シナモン、蜂蜜、角砂糖などお好みで
<レシピ>
温めた耐熱グラス(または陶製マグなどでも)に角砂糖を入れ、ウイスキー、熱湯の順に注いで混ぜます。
お好きなだけ柑橘類のスライスと、他にクローブやシナモンなどスパイスもお好みでどうぞ。
角砂糖の代わりに蜂蜜を使っても。テレビ小説『マッサン』(2014)では、甘味に手作りのマーマレードを使っていましたね。
スコッチをお湯で割るかわりに、ホットミルクを使ったホット・ウイスキー・カウも、寒い日にはおすすめのカクテルです。
ホット・ウイスキー・カウ
材料:
スコッチ・ウイスキー: 30ml
ホットミルク: 適量
砂糖、ナツメグ、シナモンなどお好みで
<レシピ>
温めたミルクにウイスキーを入れて混ぜ、ナツメグやシナモンをお好みで添えます。
ウイスキーと水では、水の方が比重が重いため、氷に入ったグラスに先に水を入れて落ち着いたところでウイスキーを入れると、完全に混ざり合わずにグラデーションになります。これがウイスキー・フロート。
この飲み方も、スコッチを味わう飲み方として、おすすめです。
材料:
スコッチ・ウイスキー
ミネラル・ウォーター
氷
<レシピ>
氷の入ったグラスの七分目まで、ミネラルウォーターを注ぎます。水の動きがなくなっってグラスの中が落ち着いたら、静かにスコッチを注ぎ入れます。マドラーやスプーンを伝わせてゆっくり注ぐと良いです。
甘い飲み口のラスティ・ネイルも、女性におすすめのスコッチ・カクテルです。
ただし、ドランブイはスコッチにハーブを合わせたリキュールなので、言ってみればこれはスコッチ×スコッチのカクテル。口当たりは良くても度数は強いので、お気をつけて。
ラスティ・ネイルの直訳は『錆びた釘』ですが、この言葉、古めかしい飲み物、という意味もあるそうです。どこか昔懐かしい味なのでしょうか。
材料:
ウイスキー: 40ml
ドランブイ: 20ml
<レシピ>
氷の入ったグラスにウイスキーとドランブイを注ぎ、ステアします。
※氷の代わりに熱いお湯を注げば、ホット・ラスティ・ネイルに。ホットの場合はお好みでレモンスライスとシナモンスティックを添えて。
ラスティ・ネイルに香りづけのオレンジ・ビターズを加え、ミキシンググラスでステアすれば、スコッチ・キルトというカクテルになります。スコッチのスモーキーさにオレンジの柑橘系の香りはとても合うので、これもおすすめのスコッチ・カクテル。
材料:
スコッチ・ウィスキー: 40ml
ドランブイ: 20ml
オレンジビターズ: 2dash(2振り)
<レシピ>
材料をミキシンググラスに入れてステアします。カクテルグラスに注いで出来上がり。
カクテルの女王と呼ばれているマンハッタン。ウイスキーベースのカクテルですが、バーボンやライ、カナディアンウイスキーを使うレシピです。
ベースになるウイスキーをスコッチに変えると、名前も変わってロブ・ロイに。このカクテルはスコットランドのロビン・フッドと呼ばれた、伝説的な義賊の名前を取ったものなんですよ。こんなカクテルもおすすめしておきます♪
ロブ・ロイ
材料:
スコッチ・ウィスキー: 45ml
スウィート・ベルモット: 10ml
アンゴスチュラ・ビターズ: 数滴
マラスキーノ・チェリー: 1粒
<レシピ>
スコッチとベルモットにビターズを加え、をミキシンググラスに入れてステアし、カクテルグラスにチェリーを添えて。
スコッチ・キルトやロブ・ロイなど、ミキシンググラスを使ったり、ビターズという香味付け用のリキュールが必要なカクテルは、家庭で作るのは少し大変かも?バーなどで頼む方がおすすめかもしれませんね。
いかがでしたか?ここでおすすめしたもの以外にも、スコッチ・ウイスキーにはまだまだたくさんの(シングル)モルトウイスキー、ブレンデッドウイスキーがあるんです。何しろ、スコッチには800年以上の歴史がありますから!もし、スコッチが好きになったら、色々な銘柄を探して飲み比べにチャレンジしてみて下さい!スコッチ道は奥が深いです。
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