古都京都に乾杯!京都でおすすめの日本酒の銘柄と飲める店を大特集!
2016/06/07
candle
2016/01/25 更新
日本酒には賞味期限ではなく製造年月の記載となっています。製造?いえ!ビンに詰めたときなんですよ。普通の食品類の場合と違い賞味期限がないわけは日本酒はアルコールだからなんです。古酒と呼ばれる古い日本酒も珍重されますね。ワインのビンテージと同じです。
何にでも食に関して「賞味期限」が付いてるんだけど・・・
日本酒は賞味期限の記載がないんだけど?
どうして日本酒には賞味期限じゃなくて製造年月なの?
賞味期限(しょうみきげん)とは、劣化が比較的遅い食料品を包装状態のまま所定の環境に置いた状態で、製造者が安全性や味・風味等の全ての品質が維持されると保証する期限を示す日時である。
ようするに賞味期限とは「美味しく食べられる期限」のことです。
開封しない状態できちんと保存方法のとおりに保存した場合、美味しく食べられる期限のことですから、食べられなくなる時を表示しているわけではありません。
『賞味期限』の記載義務がありません。日本酒に記載されているのは『製造年月』がほとんどです。
それはアルコール飲料は雑菌が繁殖しにくいからです。
清酒(日本酒)場合は、「食品衛生法」には賞味期限表示および製造年月の表記の規定はありません。しかし別に「清酒の製法品質表示基準」という基準があり、製造年月表示は義務付けられています。
瓶詰したときを製造年月と表示
1月1日に上槽したお酒があります。これを2月に瓶詰すれば、製造年月表示は2月に、9月に瓶詰すれば製造年月表示は9月になります。2月日付の商品と9月日付の商品とが店頭にあった場合、どちらが古い商品になるのでしょうか? ラベルに表示されている製造年月からは即座に2月日付のものが古いことが読み取れます。しかし、もともとは同じ上槽日のお酒です。また、3月1日に上槽したお酒を7月に瓶詰したとします。当然、製造年月は7月と記されます。このお酒と上で書いた9月日付のお酒が店頭で並んでいた場合、どちらが古いお酒なのでしょうか?
例えていえば今日ビンにつめたのであれば、10年前に仕込んだ日本酒も「製造年月は今月の日付で良い」という訳です。
日本酒は酸化防止剤を添加しません。
保存状態の時間・温度・光などの影響によって品質が変化しやすいデリケートな飲み物です。
品質変化や、アルコールの中でも繁殖できる火落ち菌の繁殖を防ぐために、日本酒は「火入れ」により熱殺菌処理を行います。
(その処理をしないものを「生酒」と呼びます)。
賞味期限の記載がないからって、そのままでは日本酒を美味しく保存できません。賞味期限ではなく製造年月日の表示であっても、やはり保存方法は気をつけましょう。
日本酒は光にとっても敏感
お酒のビンに色ものが多いのは、日光を遮断するように工夫されているからなのです。
日本酒は紫外線にさらされると、短時間で黄褐色になり異臭もでてきます。室内の明るさや、蛍光灯の光でも劣化してしまいます。ですから、透明ビンに入ったお酒は特に要注意!!
賞味期限は関係ないですが、生酒類は特に要注意です。
温度管理も重要
日本酒は高温にとても弱く、嫌います。
保存温度が高いと、くどい雑味のある味に変化してしまいます。
賞味期限がない分余計に注意が必要ですね。
無濾過酒、生酒、生詰め酒、しぼりたて、活性清酒を日本酒専用冷蔵庫にて保存
(冷蔵貯蔵です)
酒の色はやや黄金色になっていましたが、ボディーのあるしっかりとしたお酒が、口当たりのよいまろやかな純米酒へと変身していました。日本酒の旨みを感じますね。(お好みですが・・・)
賞味期限を気にされる方には摩訶不思議なお話ですが・・・
火入れとは
低温熱殺菌を意味する日本酒用語です。
日本酒においては、貯蔵前や、瓶詰前に60度と言う低温で殺菌を行います。
これにより酵母や火落ち菌が殺菌されます。
火落ち菌は、中毒などを発症させませんが、日本酒が白濁したり、香りや味を変化させます。
都城焼 一升カメ(黒)/焼酎 清酒 保存用 甕
都城焼き 1升カメ
■セット内容 :本体/1個 内容量/1800ml
■サイズ:直径/11cm 高さ/26cm
■霧島工房
■宮崎県都城市吉の元
¥ 5,600
「生酒」ですが、特徴は文字どおり、殺菌していない「生」の日本酒です。
「生酒」は一般的に熱殺菌されたお酒よりも温度変化や紫外線による酒質の変化が大きいデリケートな傾向があるので、通常のお酒よりも早めに開封し早く飲んでください。
賞味期限はとの問いにはできる限り早く飲んでね!
「にごり酒」。特徴は文字どおり、その「濁り=もろみ成分(お米の成分)」にあります。
日光や時間の経過により分離、変色、味が変化しやすいのが特徴です。
「にごり酒」は、他のお酒よりは少し早めに(出荷時の状態から変わらぬうちに)飲まれた方がよいのでは、と思います。
こちらも賞味期限の問いでしたらお早く召し上がってください!
「活性にごり酒」
瓶詰め後も酵母菌が醗酵し続けることが特徴です。
『賞味期限』を問われるならば、酒蔵の想定している味わいの時点「なるべくしぼりたてを飲んでください」が答えです。
ラベルやパッケージ!注目!!
吟醸・大吟醸・ひやおろし、生原酒・あらしぼりなどと書かれていたら生酒です。
それ以外、本醸造・純米醸造・特別本醸造などと書かれていたら、火が入っているので、生酒ではありません
「五橋 夏造り吟醸酒」
夏造り吟醸酒
仕込みから出荷までこだわった「夏に飲む」日本酒です。
暑い夏に飲みたい生酒
「五橋 夏造り吟醸酒」 500ml詰 1,575円【税込】
原材料名:米・米こうじ・醸造アルコール
原料米:山田錦(精米歩合50%)
アルコール分:15度以上16度未満
日本酒に「賞味期限」の記載がないことについてですが、ではワインには賞味期限などありません。むしろビンテージワインとして古いものがより好まれます。賞味期限とはアルコール類に必要なのでしょうか?期限内に美味しくとはいっても「味の変化」の感じ方は人それぞれです。しぼりたての「フレッシュな味わい」が好みの方は賞味期限の早い日本酒がいいでしょうし。「奥行きのある味わい」を楽しみたい方は賞味期限がたったものおのみになるのもいいでしょう。
「変化」はイコール「劣化」なのでしょうか?この判断こそ大変難しいところです。
日本酒はアルコール飲料なので、ちょっとやそっとの経年変化では飲んでもお腹が痛くなるようなことは無いと思います。製造年月や賞味期限に関らず、自分好みの「飲み頃」を探しながら楽しむのが、もっとも上手な「日本酒の楽しみ方」と思います。
昨今の風潮で賞味期限を気にしすぎる傾向にありますが、日本酒に関しては賞味期限も味わいの1つと考えていいものと思います。
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