2016/01/24
asukasakata
2016/01/12 更新
韓国は地理的にも日本に最も近い国です。近年の韓流ブームにより、映画や音楽などのエンターテイメントに触れ、興味を持った方も多いのではないでしょうか。そんな韓国にも韓国ビールが存在するのですが、知っているでしょうか。韓国のビールや特徴について紹介したいと思います。
韓国でビールが製造され始めたのは、1930年代から戦後にかけてになります。
韓国のビール大手2大メーカーであるOBビールとHIRO真露を中心に、ビール産業は成長してきました。
OBビールは日本のビールメーカーであるキリン、HIRO真露はサッポロを前身として設立された会社だそうです。そのため、韓国のビールは、日本のビールがベースとなっているのです。
韓国のビールは、世界的に見て種類が少ないと言われています。
韓国で製造されるビールのほとんどがラガービールであり、また製造会社は大手2社がシェアを占めているのです。
大手2社でビールのシェアの約99%を占めていることは、ビールの種類が少ない原因の一つとも考えられています。韓国の中小企業のビールメーカーは、70社ほどです。アメリカは約3000社、大手メーカーのビール製品が目立つ日本でも、中小のビールメーカーは240社ほどあるので、いかに少ないかが分かると思います。
旅行などで韓国を訪れて韓国のビールを飲んだ日本人の乾燥は、「水っぽい」、「味が薄い」、「コクがない」、「まずい」と言ったものが多いそうです。
韓国のビールには、原料に麦芽とホップが使用されています。これは日本のビールにおいても同じです。ビールに含まれる麦芽の量が、韓国のビールは少ないことが、味が薄いと感じられる原因のようです。
酒税法上の違いとしては、日本では原料の3分の2以上に麦芽が含まれていないとビールと認められない(それより低いと発泡酒である)のに対して、韓国では原料の10%が麦芽であればビールとして販売ができるのです。
日本人にとってビールは、乾杯時に欠かせないお酒というイメージがありますが、韓国ではJINROやマッコリのような人気のお酒もあるため、そのようなイメージはあまりないようです。
またビールは単品で飲むよりも、焼酎で割って飲む習慣のほうが定着しています。焼酎と割って飲むということを考えると、ビール単品にコクや深い味わいは特に必要ないわけですね。
韓国のビールの味が薄いと感じられるのには、このような文化的な習慣が背景にあるのかもしれませんね。
韓国で代表的なビールをいくつか挙げます。
韓国でビールのおつまみとして欠かせないのが、フライドチキンです。
醤油味やバーベキュー味、ピリ辛味、はちみつと多くの味を楽しめるのが、韓国のフライドチキンの特徴です。
フライドチキン専門店も数多くあり、衣や揚げる油にこだわったお店もあるのです。
コチュジャンで味付けした海鮮炒めは、韓国の定番の料理の一つです。
そんなピリ辛海鮮炒めは、ビールがすすむ美味しいおつまみとして親しまれているのです。
韓国ビールの特徴や代表的なビールを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
ぜひ参考にしてみてください。
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