おすすめシャンパンをご紹介!これであなたも優雅なシャンパン通!
2016/05/24
吉田
2016/01/12 更新
お祝い事には欠かせないシャンパン。誰もが知ってるのがドンペリではないでしょうか?しかし、ドンペリに勝るとも劣らない「究極」と言われるジャンパンがあります。それが「サロン」。果たしてサロンとはどんなシャンパンなのか?究極と言われる所以に迫りました!
2010年11月22日の政令による定義に基づき、シャンパーニュ地方でつくられた7つのピノ系ブドウ品種、ピノ・ノワール(Pinot Noir)、ピノ・ムニエ(Pinot Meunier)、ピノ・グリ(Pinot gris)、アンフュメ、アルバンヌ(Arbanne)、プティ・メリエ(Petit Meslier)、ピノ・ブランとシャルドネ(Chardonnay)を材料として醸造されたスパークリングワインのことである。
シャンパンは、17世紀の末ドンぺリニョンという僧侶が発明したと言われる瓶内二次発酵法を用いて製造されます。通常のワインの場合は、ワインに含まれる糖分(ブドウ糖)が酵母の働きによって、アルコールと炭酸ガスに分解されてアルコール発酵が起こります。シャンパンは、一度通常通りに醸造したワインを再び瓶の中に入れ、そこに糖分と酵母を加えて密栓し、あらためて二度目の発酵(再発酵)をさせて造ります。
誰もが知る「ドンペリ」はシャンパンの発明者の名前を取ってつけれれていたんですね。
しかし、「シャンパン」を名乗るには産地や材料、製法などクリアしなければならない厳しい条件があるんですね。
ちなみに、「シャンパン」以外のシュワシュワするワインは「スパークリング」と呼ばれています。
サロンが生産するのは良年にのみしか造らない、ただ1種類のみのヴィンテージシャンパーニュ。ヴィンテージシャンパーニュとは一言で言うと、特定の年に収穫された葡萄だけで作られたシャンパンのこと。
シャンパーニュ地方はブドウ栽培に最高の場所ではないらいしく、収穫にムラがあるとか。それでほとんどの醸造元は収穫年を記載しなくてよい、いろんな年のシャンパンをブレンドし、品質を均一化した「ノンヴィンテージ」を作っています。最高に質の良いブドウが収穫できた年には例外的に「ヴィンテージ・シャンパン」が作られます。
しかしサロンは「ノンヴィンテージ」は一切手掛けず、「ヴィンテージ」にこだわっています。つまり、ブドウの出来によってはシャンパンを作らない年もあるということです。
ピノ・ノワールやピノ・ムニエは使用せず、コート・デ・ブランのグラン・クリュのなかでも最良の土地、ル・メニル・シュール・オジェに特化し、その畑から採れるシャルドネのみを使用しています。
しかも一番絞りの果汁のみを使用。通常はほとんどのメゾンが一番絞りと二番絞りを用いるのに対して、サロンではよりクリーンな一番絞りのみを、惜しみなく贅沢に使用しています。
豊作の年のブドウのさらに選りすぐりの果実しか使わないというこだわり方。サロンのシャンパンが「究極」と言われるのも納得できますね。
最高のシャンパンを作るためにサロンは惜しみなく時間を使います。サロンのシャンパン作りに対する熱意が感じられます。
本当にポテンシャルの高い葡萄のみを使用しており、またマロラクティック醗酵を経ていないために天然の酸が非常に強く、驚くほど長期熟成を可能としています。
マロラクティック発酵というのは、リンゴ酸によって乳酸菌を分解する方法で、ワインがよりまろやかになるようです。しかしフレッシュさが損なわれてしまうというデメリットがあります。
最高のシャンパンを作るためにサロンは惜しみなく時間を使います。
作り方に対するいい意味での「サロンの頑固さ」が垣間見えますね。こうして万人から羨望されるサロンの究極のシャンパンが出来上がります。
サロンは世界中で需要が高まり、有名になった今も、職人技の手作業スタイルを変えません。例えばオリを瓶の口の部分に集める作業、ルミュアージュ。現在ではほとんどのメゾンが機械を導入していますが、サロンでは昔のままに職人がこの仕事を行なっています。
生産本数の増加は売り上げに直結しますので、一本でも多くのシャンパンを売り出したいというのが普通でしょうが、サロンはそんなことは2の次のようです。シャンパンの品質のために多少の利益は犠牲にする-結果的にサロンのシャンパンはプレミアがついて高値で取引され、誰もがその価値を認めるようになっています。
普通のシャンパンであれば飲み頃は過ぎ、力を失ってしまうものがほとんどでしょうがサロンはそれからが本領を発揮する長期熟成シャンパンなのです!
一般的にシャンパンは購入後すぐに飲まれるものという見方が浸透していますが、サロンのシャンパンに関してはさらに熟成させて飲むのが一番味わいを楽しめる飲み方のようです。2016年にサロンのシャンパンの一番おいしいところを楽しみたければ、1996年以前のヴィンテージのサロンを購入するのがおすすめ、ということですね。
いかがでしょうか?一度は飲んでみたいと強く思わせる魅力がサロンのシャンパンには確かに詰まっています。もっとも、その希少性ゆえにサロンのシャンパンのボトルを実際に目にすることすら稀なことかもしれません。誰もが羨望の眼差しを向けるサロンのシャンパン、いつかどこかで触れてみたいものですね。
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