シャンパンの賞味期限を知って、もっとおいしくシャンパンを飲もう
2016/02/26
hiro1439
2016/04/18 更新
最近では比較的リーズナブルな価格で販売されるようになって人気が高まっているシャンパン。気になるのはシャンパンの賞味期限と開封した後の保管方法。今回はシャンパンの賞味期限に加え、開封後の保存方法と併せてシャンパンに似合うお料理のレシピをご紹介します。
未開封の状態ではシャンパンの賞味期限は『明確には』なし。
他のワインと同じく、シャンパンをはじめスパークリングワインにも瓶やパッケージなどに賞味期限が記入されていません。これは一定以上のアルコールが含まれるお酒は腐りにくいためで、一定の賞味期限を定める必要がないからなのです。そのため、明確な賞味期限は記載されていません。
しかしながらシャンパンは明確された賞味期限はないものの、非常にデリケートなお酒なのでよくて100年、保存状態によっては1年とたたずにその風味は格段に落ちてしまいます。また、ワインと同様シャンパンにもグレードが存在し、グレードが低いほど出荷後の賞味期限が短くなります。
知っておくとお得。シャンパンの『グレード』
最も一般的なシャンパンのグレードで、多く流通しているのがこのグレードのものです。1~2年ほどカーヴで熟成してから出荷されます。様々な畑やヴィンテージの葡萄をブレンドしており、比較的安定した味で価格もリーズナブルなものが多いのが特徴です。最も低いグレードになります。
その年で最も出来の良い年に収穫された葡萄の実で作られたシャンパンはヴィンテージというランク付けをされます。ラベルにはブドウを収穫した年が表記されているのが特徴で、3~5年ほどカーヴで熟成されてから出荷されます。ノン・ヴィンテージよりも上のランクです。
ヴィンテージよりも上のランクで、その中でも特に極上の葡萄の実を用いて作られた最もグレードの高いシャンパンにつけられるランクです。シャンパンの中でも最高級のものとされ、単一の葡萄畑から収穫されたものや単一の種類の葡萄を用いて作られるので、個性的な風味が特徴です。カーヴで7~10年ほど熟成されてから出荷されます。
未開封のシャンパンの賞味期限を保つための保存方法
シャンパンの賞味期限を保つための保管場所の環境は大体10℃~12℃の冷暗所が適しております。シャンパンは急激な温度差と日光に弱く、そういった環境にさらしてしまうと急激に風味がおちてしまいますので注意しましょう。
シャンパンのコルクは乾燥してしまうとその構造上シャンパンの発砲が抜けて弱まってしまいます。そのため、シャンパンの発砲の強さも賞味期限のうちと考えるならば、ビンは立てて保存するのではなく寝かせて保存するのがベストと言えます。
シャンパンの保存場所はワインセラーがベストですが、冷蔵庫の野菜室で保存することが可能です。しかしながら冷蔵庫の中は乾燥しがちで開けたり閉めたりなどで野菜室内部の環境は変化しやすく、急激な温度変化や日光などにさらされ易いためあくまで短期間の保存に向いています。
開封後のシャンパンの賞味期限は基本的には『開封した』当日
それでは、開封したシャンパンの賞味期限はどのくらいでしょうか?実はシャンパンは開けたらその日のうちに飲むのが前提となっており、開けた瞬間その風味はどんどん落ちていき、翌日には発泡具合がかなり弱まってしまいます。出来れば開封した当日に飲み切ってしまうのがベターです。
当日に飲み切るのがベターなシャンパンですが、それでも飲み切れずに残してしまうということも多いかと思われます。その場合には”シャンパンストッパー”や”シャンパンセーバー”を利用なされると開封後のシャンパンの賞味期限を少しの期間伸ばすことが可能です。コンパクトなものが多くかさばらないため、開封後のシャンパンの賞味期限を保つためにも最低一つあると便利です。
貝印 シャンパンストッパー
弾力性のあるゴムやシリコンなどの素材でシャンパンのビンの口を塞ぐことで、シャンパンの賞味期限を蓋なしで保管するよりも2,3日ほど伸ばすことが可能です。ポンプのついた加圧式のものもございますが、少々高価なので、ご家庭で使うものであれば通常のものでかまいません。
VACUVIN シャンパンセーバー
こちらのシャンパンセーバーは通常のシャンパンストッパーの機能に加え、付けたまま注ぐことが可能です。シャンパンストッパーと違い、注ぐたびに外す必要がないため保存力に優れ、品物によっては開封後のシャンパンの賞味期限を1週間ほど伸ばすことも可能です。
シャンパンストッパーやシャンパンセーバーを使った際の賞味期限を保つための保存期間はシャンパンの残りの量や種類、保存する場所の温度などによって大きく作用されますので注意してください。
開封したシャンパンは賞味期限を気にするのであればやはり当日に飲み切ってしまうのがベターといえます。ここからはシャンパンによく合うパーティの一品料理としてもおすすめのお料理レシピをご紹介します。最初にご紹介しますおつまみレシピは『*アサリと夏野菜*の白ワイン蒸し』です。アサリの旨味たっぷりでシャンパンが良く進みますよ♪
材料(2人分)
アサリ(砂抜きして良く洗っておく)200g
ニンニク(みじん切りにする) 1片
オリーブオイル 大さじ1
(A)ピーマン(1cm角にカットする)2個
(A)パプリカ(赤)(1cm角にカットする)2分の1個
(A)椎茸(4つ切りにする)2個
塩少々
黒コショウ少々
白ワイン 100cc
熱したフライパンにオリーブオイルをひいてにんにくを入れて弱火で炒め、下ごしらえをしておいたピーマン、パプリカ、椎茸を加えて塩、黒胡椒をしてサッと炒めます。
アサリ、白ワインを①に加えて蓋をして蒸し煮します。アサリの口が開いたら火を止めて器に盛り付けて黒胡椒を少々振りかけて出来上がりです。
味もさることながら、ピーマンとパプリカの色の鮮やかさが目をひく一品で、お手軽に作れるお料理ながらもパーティやおもてなし料理としても最適です♪
次にご紹介しますシャンパンによく合うおつまみ料理のレシピは『【簡単おつまみ・前菜】サーモンのブルーチーズ和え』です。お刺身用のサーモンにブルーチーズを和えるだけで簡単美味しく作ることができます。材料のお値段もリーズナブルなのが魅力的ですね♪
材料(1人分)
お刺身用サーモン2~3切れ
ブルーチーズ小さじ1/3
マヨネーズ小さじ1/3
サーモンのお刺身を細切りにし、ビニールにブルーチーズとマヨネーズ入れて手でもんで混ぜ合わせた物を細切りにしておいたサーモンと和えて完成です。
混ぜて和えるだけの簡単なお料理で、前菜としては勿論、普段の晩酌のお供としてもおすすめの一品です。お好みのお野菜をつけあわせにしても美味しくいただけますね♪
シャンパンが余っったらスイーツにして美味しく召し上がるのも手ですよ♪ご紹介しますレシピは『シャンパンゼリー』です。シャンパンのシュワシュワ感をそのまま閉じ込めた大人向けのスイーツです。
材料(5人分)
<ゼリー>
グラニュー糖140g
オレンジ(皮)1/2個分
レモン皮1/2個分
水80ml
板ゼラチン8g
シャンパン375ml
オレンジ1個
グレープフルーツ1個
グラニュー糖適量
ホワイトキュラソー適量
<デコレーション>
ミントの葉適量
オレンジとレモンの皮はすりおろし、グラニュー糖と混ぜ合わせて香りを移しておきます。鍋に水、グラニュー糖、オレンジとレモンの皮を入れて火にかけ、グラニュー糖が溶けたら火を止めて分量外の氷水に浸してふやかしておいた板ゼラチンを加えて混ぜます。
①をざるなどで漉してボウルに移しいれ、ボウルの底に氷水をあてて粗熱を取ります。
②が冷えたらシャンパンを静かに注ぎ入れ、気泡が抜けないようにゴムベラなどで静かに混ぜ合わせます。ボウルにラップをして冷蔵庫に入れて2~3時間ほど冷やし固めます。
オレンジやグレープフルーツの果肉をボウルに入れてグラニュー糖とホワイトキュラソーをまぶしておきます。グラスの縁に分量外の卵白を塗ってグラニュー糖とオレンジを皮を縁に沿って付け、ゼリー→フルーツ→ゼリー→フルーツ→ゼリーの順番でグラスに入れます。ミントの葉をデコレーションして完成です。
見た目にも涼しげなシャンパンゼリーは柑橘系の果実のフレッシュさも相まって爽やかな風味と印象を受けます。これからの初夏の季節にピッタリの大人スイーツといえます♪
いかがでしたでしょうか。シャンパンも他のお酒と同じく、明確な賞味期限は定まっていないもののグレードや保存環境、開封後の保蔵方法によって賞味期限が大きく左右されることがご理解できたかと存じます。シャンパンをおいしく味わうために是非参考になさってください。
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