2016/04/08
hiro1439
2016/04/11 更新
アルコール度数で3つの分類に分けられるカクテルですが、何種類もあるカクテルを全部覚えるのは大変です。そこで簡単にカクテルの度数を計算できる方法をお教えします。また、人気のカクテルの度数とレシピも紹介します。あなたのお好みのカクテルはあるかな?
カクテルは2種類以上の飲み物を混ぜ合わて作るドリンクです。
基本的に「ベース」になるお酒と、フルーツや炭酸、ジュースなどを混ぜ合わせますが、ミックスジュースのようなノンアルコールのカクテルというのも存在します。
ところで、カクテルのアルコール度数はどのくらいあるのでしょう。
種類が豊富な分、度数もそれぞれ違うのは当然です。
お酒の度数が周期表のようになった一覧表は、便利だけど実際使うにはちょっと気が引けますね。
バーの席で、いきなり広げるわけにもいきません。
そこで、カクテルのアルコール度数を簡単に計算する方法を伝授いたしましょう。
なに、簡単な計算をするだけですよ。
前提として、まず2つのことが分からないと計算できません。
● 使用するお酒のアルコール度数
● 使用する各材料の分量
これを基に計算します。
実際にギムレットで計算してみましょう。
ギムレットの材料は、
● ドライ・ジン 45ml
(アルコール度数40%)
● ライムジュース 15ml
● 砂糖 1ティースプーン
1) 使用する材料の分量 × 使用するお酒のアルコール度数 = ◆
2) ◆ ÷ 各材料を合計した分量 × 100 = アルコール度数 %
この式を使えば、カクテルのアルコール度数を計算することができます。
先ほどの 1) の式にあてはめてみます。
● ドライ・ジン 45ml × ジンのアルコール度数 40% = 18
次に、18 という数字を 2) の ◆ にあてはめます。
● 18 ÷ 60ml × 100 = 30
この結果から、ギムレットのアルコール度数は約30度ということになります。
ただこれはあくまでも理論上の話なので、必ずしも計算で出た度数が当てはまると言うことでもありません。
目安としてのカクテルの度数が計算できるということです。
さて、カクテルの度数が計算できるのが分かりました。
その度数で、カクテルは3つの分類に分けられます。
● 「弱め」 ・・・度数が10度前後
● 「レギュラー」・・・度数が20度前後
● 「強め」 ・・・度数が30度前後
単純に度数での区切り方になるので、実際には同じ度数であっても、使われている材料によっては酔い方も変わり、一概に度数だけでカクテルの強弱ははかれないと言われています。
カルーア・ミルク
【材料】度数:5度前後
● カルーアコーヒーリキュール 30ml
● 牛乳 90ml
アラビカ種のコーヒー豆を香り豊かにローストし、スピリッツに漬け込んで作られるカルーアコーヒーリキュールは、コーヒーの深くまろやかなコクに甘さが加わった味わいです。
インスタントコーヒーやシナモンシュガーなどをトッピングしても楽しめます。
カンパリ・オレンジ
【材料】度数:6度前後
● カンパリ 45ml
● オレンジジュース 適量
甘味の中のわずかな苦みが、オレンジジュースのフレッシュさを引き立てるカクテルです。
飲みやすいので女性に人気ですね。
ファジーネーブル
【材料】度数:5度前後
● ルジェクレームドペシェ 45ml
● オレンジジュース 適量
度数が低めで、かつオレンジとピーチの甘味がベストマッチしたフルーティーなカクテル。
飲みやすいので注意が必要です。
チチ
【材料】度数:7度前後
● ウォッカ 30ml
● ココナッツミルク 45ml
● パイナップルジュース 80ml
ウォッカベースでありながら、ココナッツミルクとパイナップルジュースで口当たりがよいのが特徴のカクテルです。
ダイキリ
【材料】度数:23~30度
● ホワイトラム 45ml
● ライムジュース 15ml
● 砂糖 1ティースプーン
ショートカクテルのダイキリは、食後などにちょこっと飲みたいという時にいいですね。
また夏には、大人のかき氷とも呼ばれる、ダイキリをフローズンにした「フローズンダイキリ」も人気です。
ミリオン・ダラー
【材料】度数:11度前後
● ジン 15ml
● ロッソ・ヴェルモット 5ml
● パイナップルジュース 5ml
● グレナデンシロップ 5ml
● 卵白 30ml
大正時代から人気のあるこのカクテルは、日本生まれ。
卵白の滑らかな口当たりととろける味わいが特徴です。
セックス・オン・ザ・ビーチ
【材料】度数:10度
● ウォッカ 15ml
● ルジェクレームドフランボワーズ
10ml
● ミドリ 20ml
● パイナップルジュース 80ml
1989年公開の「カクテル」という映画に登場して有名になったカクテルです。
ミドリの香りと、フランボワーズの甘酸っぱさと、パイナップルジュースの甘味がマッチした甘いカクテルです。
アルコール度数が10度と、レギュラーの中でも低めのカクテルです。
ゴッド・ファーザー
【材料】度数:35度前後
● アマレットリキュール 15ml
● ウイスキー 45ml
映画「ゴッドファーザー」にちなんで作られたカクテルです。
ウイスキーにアマレットのアーモンドの香りが加わった風味豊かな味わいです。
雪国
【材料】度数:25度
● ウォッカ 40ml
● ホワイトキュラソー 10ml
● ライムジュース 10ml
● ミントチェリー 1個
● グラニュー糖 少々
スノースタイルが輝く白いカクテルとグリーンのコントラストが映える「雪国」。
サントリー主催のカクテルコンクールで第一位に入選した作品です。
海外のカクテルブックにも「yukiguni」とそのまま表記されているそうです。
日本人が作り出した、カクテルの傑作と謳われています。
いかがでしたでしょうか。
いろいろな種類の材料を混ぜ合わせて作る、カクテルのアルコール度数の簡単な出し方をご紹介しました。一度計算してみると、その後はスムーズに度数が出せるようになりますよ。
もしくは、よく頼む、あるいは好みのカクテルの度数を覚えておくというのもありかもしれません。
というか、こちらの方がやっぱり簡単ですね。
この記事に関する記事
Copyright© 運営事務局