2016/01/08 更新
シンプルだけど奥が深いジントニック!レシピに欠かせない材料って?
カクテル界で不動の人気を誇るジントニック。そのレシピも山ほどあります。しかしいたってシンプルなレシピだけに、味の決め手となるのがその材料。ジン・トニックウォーター・柑橘類に注目してみました。ジントニックに使用する材料の特徴と種類についてまとめてみました。
“ジン・トニック”はカクテルのスタンダード中のスタンダード。『ジン』という蒸留酒をトニックウォーター(炭酸水)で割ったカクテルです。そして欠かせないのがライムなどの柑橘類。これが入ることでさっぱりおいしいカクテルになるんですね。ほとんどが炭酸水なので味自体はクセのない薄味で、柑橘系のフレーバーを楽しむカクテルなのです。
シンプルだけど、シンプルなだけにほんとにおいしいジントニックを作るのは難しいとか。そのレシピもネットで検索すれば山ほどありますね。いかに人気があるかが伺えます。
それでは味を左右するベースになるジンというお酒についてご紹介。
ジンといえば、現在では一般的に、ドライジンのことを指しています。
その製造方法は、連続式の蒸溜機で原料となる麦芽やトウモロコシ、ライ麦などの穀物類を蒸溜した、アルコール度数が95パーセント以上のグレーンスピリッツに、ジェニパーベリーなどのボタニカルと呼ばれる草根木皮などを加えて、さらにポットスチルと呼ばれる単式の蒸溜器でゆっくりと再蒸留して作り上げます。
ジュニパーベリー(ネズの実)
ヒノキ科の樹木の果実(直径7~8ミリ黒紫色)、針葉樹独特の強い香りが特徴で、このまま口に含むと舌をピリリと刺激する苦辛みとほのかな甘味がある。
ヨーロッパでは聖書にも登場する神秘の力(魔除け)を持った果実として珍重されてきた 肉魚介の臭み消しとしてジビエ(狩りの獲物)料理に、薫製や塩漬け肉、煮込み等の他、ピクルス、ドイツのザワークラウト、ジャムの香り付け等範囲は広いが、これ自体を食べるというよりも香り付けに利用する。
ハーブティにすると、老廃物を排泄させる効果があると言われる。
ジントニックのレシピに欠かせないジンの材料の一つがこのジュニパーベリー(ネズの実)。なんとも活用方法の広い木の実です。
そんなレシピの主要部分を担うジンの、ジントニックによく使われる銘柄をご紹介。
ビーフィーター
どこのバーにも置いてあるであろう、ジンの代表的存在。ジンの中でもクセがないものとしてしられており、多くの人からカクテルベースとして最も適していると評価されています。ジントニックにはもってこいのお酒。ビーフィーターを載せているレシピも多いです。クセが無い分、ストレートで飲むと物足りなさを感じるかもしれません。
タンカレー
こちらもジンと言えば、、、という代物。ビフィーターに比べるとややジュニパーベリーの香りが強めです。そのためか「最もジンらしいジン」と表現されることもしばしば。ジンベースの各種カクテルのレシピには外せない一品。
バーネット
こちらもカクテルベースとしては定番のジン。ジンとしては香りが濃厚だといわれています。すっきりとした辛口で軽快感が堪能できる味わいとなっています。ジントニックのレシピにおすすめのジンです。
他にもたくさんジントニック・ベースにおすすめのジンがありますが、ジントニックのレシピ上、とりあえずこの3種類は押さえておきたいところだと思います。
それでは次に、ジンと並びジントニックのレシピで重要な位置を占めるトニックウォーターについてご紹介します。
単なる炭酸水とは違うわけです。ほんのり香りと甘みがつけられているわけですね。しかし定義を見る限り、サイダーとの線引きがよく分からなくなります。
それではジントニックのレシピに是非とも加えていただきたいトニックウォータのおすすめをご紹介します。
シュウェップス
こちらのトニックウォーターは、約200年以上の歴史があるようで、、英国王室の御用達商品にまでなったことがあるとか。ほどよい香りと甘みに加えて、炭酸濃度が少し強いのが特徴。ジントニックのレシピの定番と言えるでしょう。
ウィルキンソン
苦みと酸味のバランスが程よく、甘みは結構抑え目のトニックウォーター。炭酸感もしっかりしています。甘みが少ないので、合わせるジンにもよりますが、ジントニックにはうってつけかもしれません。是非レシピに加えていただきたい一品。
Q
200ml前後で約300円と結構お高いいわゆるプレミア・トニックウォーター。香りは少し弱めで、細い泡のキメが特徴。ほどよい苦みがジントニックにぴったりなんだとか。プチセレブ感を味わいたいときにこれを使用したレシピでジントニックを楽しんでみるのはどうでしょうか?
ジントニックの味と風味の決め手となるのが柑橘類。もちろん、生を使用するのがベスト。ジントニックのレシピに加えていただきたい柑橘類をご紹介。
ライム
ジントニックにとどまらず、カクテルにもっとも定番の柑橘類。レモンより苦みがきつく、ジントニックの炭酸感と気持ちの良い苦みを引き立ててくれます。
すだち
ライムより小ぶりで、強い酸味と香りが特徴。ライムとはまた違った味わいを演出してくれます。ジントニックのレシピに加えていただきたい一品。
早生みかん
一風変わったジントニックを楽しみたければ是非ともおすすめしたいのがこれ。加える量にもよりますが、香りと甘みが強いのですこし苦みが抑えられた感じのジントニックになります。是非ともレシピに加えていただきたい一品。
ここまで、ジントニックに使用する材料をざっと見てきました。それでは実際にご家庭でどのようにジントニックを作ればおいしいジントニックができるのか、基本的なレシピをご紹介します。
1 グラスに氷を入れる
大き目の氷をたっぷりいれましょう。キリッとしたジントニックを楽しむうえでレシピ上上質な氷を使用することは鉄則です。
2 ジンを注ぐ
たいてい、ジンを45mlグラスに注ぎます。ビールのようにゴクゴク行きたい方はジンを少し減らしたレシピで作っていただいてもかまいません。
3 柑橘類の果汁を入れる
果汁の量はお好みで調整。自分が一番おいしい!と感じる量を探しましょう。果汁を注いだらこの時点でしっかり混ぜてジンとなじませるのがおいしいレシピのコツ。
4 トニックウォーターを注ぐ
お好みですが、だいたい100mlぐらいがベター。トニックウォーターを注ぐとき、注意点が2つあります。静かに注ぐ、混ぜすぎない。どちらも炭酸が飛んでしまいますので。これでジントニックが完成です!簡単なレシピですね。
簡単だけど、その分合わせる材料によって表情を変えるジントニック。完璧なレシピというものは存在しないのも事実かもしれません。おいしくいただけるレシピを探すにあたって大切なのは自分の好みをまず正確に知ることかもしれませんね。いろいろ試してみて、あなただけの「完璧」なレシピを探してみてください。