アルコール度数が高くても飲める！手軽に作れるテキーラカクテル！

アルコール度数が高いお酒として知られているテキーラは、メキシコ国内のハリスコ州・またはその周辺で採れる『アガベ・テキラーナ・ウェーバー・ブルー』と呼ばれる竜舌蘭（りゅうぜつらん・アガベとも呼ばれる）を主原料に作られる蒸留酒のこと。

メキシコのイメージから、サボテンが原料と間違えられることがありますが、竜舌蘭とサボテンは異なる植物です。竜舌蘭は150種類以上あり、そのうち136種類がメキシコに植生しています。まさに、メキシコを代表する植物と言っても良いくらいですね。

テキーラは、アルコール度数の高さを保ったままそのまま飲まれることが多いほか、アルコール度数を低めにしてカクテルとして飲みやすく飲まれることもあります。

メキシコでは、ライムを口の中へ絞りながらテキーラを飲み、最後に食塩を舐めるのが正統な飲み方とされています。※食塩を舐めるのは高いアルコール度数から喉を守るためとの由来の名残ですが、実際には効果がないようです。

ショットとして一気に飲まれることも多く、アルコール度数の高いイメージがあるかと思います。そもそも『テキーラ』という名称を使うための規定があり、アルコール度数が35%～55%でないとテキーラとして扱えなくなってしまうのです。確かに、他のお酒と較べるとアルコール度数は高めです。

アルコール度数の規定は35%～55%となっていますが、テキーラのアルコール度数は40%のものが多いです。ものによっては、アルコール度数が50%を超えるテキーラもあるので購入の際は、アルコール度数の表記に気をつけるようにして下さい。

アルコール度数が40%のテキーラを1ショット（30ml）飲むと、アルコールの摂取量はおよそ9.6g。個人差はありますが、大体２～３ショットほどを飲むと酔いが回ってくるでしょう。酔いが回ると思考力も低下し、アルコール度数の高いお酒を何杯も飲んでしまうことがあるので気をつけて下さい。

アルコール度数の高さが気になるし、テキーラは飲めそうにない…という方でも大丈夫！カクテルにすることでアルコール度数を薄め、飲みやすくすることができます。お家で簡単に作れるものもありますし、バーなどでアルコール度数を低めにしたカクテルをお願いすれば作ってくれますよ。

テキーラの香りを残したまま、トニックと混ぜあわせるだけの手軽なカクテルです。トニックで割ることで、アルコール度数は10%程度に抑えられます。アルコール度数が抑えられ、飲みやすくはなっていますが、飲み過ぎにはご注意を。

テキーラトニックの材料
テキーラ、トニックウォーター、
お好みでライムorレモンスライス1枚、ミントの葉

氷を入れたグラスにお好みの量のテキーラ（一般的には30ml～45ml）を入れ、トニックウォーターを注ぎます。炭酸が飛ばないように、混ぜすぎないようにしましょう。ライム・レモン・ミントなどを添えるとさらに爽やかになります。メキシコ料理などにもぴったりのカクテルです。

テキーラ・サンライズはテキーラの定番カクテルとして有名です。オレンジと赤のグラデーションが、朝焼けの空を思わせることが由来となって名付けられました。オレンジジュースがテキーラのアルコール度数の高さを抑えてくれ、飲みやすいカクテルになっています。

テキーラ・サンライズの材料
テキーラ 45ml
オレンジ・ジュース 適量
グレナディン・シロップ 10mlほど

氷を入れたグラスにテキーラを注いだあと、オレンジジュースを注いで軽くかき混ぜます。グラスの縁からゆっくりグレナデンシロップと底に沈んでいきます。グレナデンシロップがうまく底に沈まない時は、オレンジジュースを注ぐ前に入れておくと上手くいきますよ。アルコール度数も抑えられ、見た目も綺麗なカクテルです。

メキシコーラの材料
テキーラ、コーラ、お好みでレモン・ライムのスライス1枚

テキーラにコーラを加えるだけのとってもお手軽なカクテル。お好みでレモン・ライムのスライスを入れると爽やかで美味しい。コーラの甘みがテキーラの酒っぽさを抑えてくれます。アルコール度数は薄まっていますが、飲みやすすぎてグビグビ飲み過ぎないように注意しましょう。

お家でも作れる簡単なテキーラカクテルをご紹介しましたが、いかがでしょうか？アルコール度数が高くて飲めなかった、という方でも、このカクテルでテキーラに挑戦してみましょう！テキーラの風味に目覚めるかもしれませんよ。