ウイスキーは太ると言われがち？飲み方を工夫してお酒を飲もう！

「お酒を飲むと太るから…」
お酒を嗜む人にとって気になるのがカロリー。実は、お酒の中でもウイスキーはカロリーが低く、糖質も実質ゼロってご存知でしたか？太る、とウイスキーを諦めてしまわずに、その特徴をみていきましょう。それでは、ウイスキーのカロリーと、飲み方のコツについてご紹介します。

お酒を飲むと太ると言われている理由を1つずつ解明していきましょう。
太る原因の1つ、【糖質】についてですが、これはお酒の作り方によって全く違うのです。

大体のお酒は【醸造酒】と【蒸留酒】に分けられます。醸造酒の代表と言えば、お米が原料の日本酒、麦が原料のビールです。ウイスキーなどは、麦を発酵させたお酒をさらに蒸留して作っています。こういった種類のお酒を【蒸留酒】といいます。

【糖質】は原料の麦・米に含まれているデンプンが元になっているため、日本酒やビールは糖質が必然的に高くなってしまいます。しかし、ウイスキーなどの蒸留酒は発酵させたお酒を蒸留しているので、ほとんど糖質を持たないのです。

また、ウイスキーなどの蒸留酒は糖質が無い分、アルコール度数が高めのものが多く、飲む量も自然と少なくすることができます。逆に、日本酒やビールなどの醸造酒はアルコール度数が低いため、たくさん飲んでしまうので太る、傾向があります。飲み過ぎて太るのは醸造酒にありがちなのです。全てのお酒が糖質を持っている＝太る、という訳ではないことが分かりますよね。

一般的なウイスキー100mlで約237キロカロリーと言われています。

以下、100mlのお酒でカロリーが高い順に一覧です
ジン 284kcal、ラム酒 240kcal、ウイスキー 237kcal
ブランデー 237kcal、焼酎（甲類） 206kcal、焼酎（乙類） 146kcal
日本酒（醸造酒） 107kcal、ワイン（赤） 73kcal、ワイン（白） 73kcal
発泡酒 45kcal、ビール 40kcal

この一覧を見ると、ウイスキーってカロリーが高い方なのでは？やっぱり太るんじゃないの？と思ってしまいますよね。

100mlのウイスキーって、結構な量だということは想像できるでしょうか。確かに、ウイスキーを何100mlも飲んだら太るでしょう。

一般的に、ウイスキーはストレートやロックスタイル、ハイボール（炭酸割）などでも、一杯あたりシングル（30ml）の分量で飲むのが普通です。つまり、現実的な飲み方を考慮すると、ウイスキーは一杯（30ml）あたり約71kcalとなります。

一般的によく飲まれている缶ビールを想像して下さい。1缶350mlあたりだと約140kcalとなりますから、ウイスキーの約2倍のカロリーとなっています。ゆっくりと飲めるウイスキーに比べて、ビールはたくさんの量を飲めてしまうお酒なので、摂取カロリーに大幅な差が出てきてしまいますよね。太る、太らないはお酒の飲み方と種類によることなのです。

ウイスキーは飲み方に気をつければ、カロリーを低めに抑えられるお酒ということがお分かりになったかと思います。

お酒で太る理由は、量を飲み過ぎてしまうことにあります。ウイスキーはアルコール度数が40度近くあるお酒ですから、ちびちびと飲めるお酒です。そのままのウイスキーを飲むストレート、氷を入れたロックスタイル、氷に水を加えたハーフロックなど飲み方は様々。飲み方によって味が変わるのも楽しみの一つです。

大体、これらの飲み方は1杯で30分くらいかけて楽しめます。ペースが早過ぎると逆に太る原因になってしまうので、ゆっくり飲むのがポイント。

太ると分かっていても、グビグビお酒を飲みたい！そんな時は、ハイボール（ウイスキーの炭酸割）がおすすめです。30mlを使う場合は一杯あたり約71kcal、もっとカロリーを低くしたい場合は、ウイスキーの量を15mlにしてハイボールを作れば、さらにカロリーを押さえることができます。炭酸はノンカロリーなので太る心配がありません。

炭酸が用意出来ない場合は、水割りでもOK。ウイスキーを温めた「ホットウイスキー」などもあります。温かい飲み物って自然とゆっくりペースで飲めますから、おすすめの飲み方です。ウイスキーの飲み方は多種多様なんですよ。お好みの飲み方で、太る原因に対処しましょう。

ウイスキーが必ずしも太るお酒ではないということがお分かりいただけたかと思います。太るのが心配でウイスキーを飲めなかったという方も、ご自分のスタイルに合わせてウイスキーを楽しんでみてはいかがでしょうか？今日はゆっくり飲みたい、爽快にグビグビ飲みたい、という気分に合わせるのもいいですね！