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    みんなに自慢しちゃおう!ウイスキーって原料でこんなに違うの?

    ウイスキーって美味しそうに飲んでいるけれど、どんな原料でできているの?なんて方も多いのでは?でも、飲んでる皆さまも本当にウイスキーの原料まで知ってて飲んでいらっしゃるでしょうか?ここでひとつ、そんな方々を驚かせてみませんか?ウイスキーの原料の豆知識をご紹介!

    モルト・ウイスキーの原料とスコッチ・ウイスキーについて

    スコッチ・ウイスキーにおいては大麦麦芽(モルト)のみを原料とするもので、一般的に、単式蒸留釜で2回(ないし3回)蒸留します。モルトのみを原料とするため、少量生産に適しており、伝統的な製法であり、最も大量生産や品質の安定が難しいウイスキーです。アメリカン・ウイスキーにおいては、大麦が原料の51%以上を占めるものを指します。なお、アメリカン・ウイスキーにおいては大麦のみを原料とするものをシングル・モルトウイスキーと呼ぶが、スコッチ・ウイスキーにおいては1つの蒸留所で作られたモルトウイスキーのみを瓶詰めしたものを指します。

    スコッチ・ウイスキーとは、英国スコットランドで製造されるウイスキーのことです。日本では世界5大ウイスキーの1つに数えられます。現在のイギリスでは後述のとおり2009年スコッチ・ウイスキー規則により定義され、糖化から発酵、蒸留、熟成までスコットランドで行われたウイスキーのみがスコッチ・ウイスキーと呼ばれます。原料である麦芽を乾燥させる際に燃焼させる泥炭(ピート)に由来する独特の煙のような香り(スモーキーフレーバーと呼ぶ)が特徴の1つですが、銘柄によってこの香り強さはまちまちです。ウイスキーはイギリスにとって主要な輸出品目の1つであり、その輸出規模はおよそ200か国、日本円にして6000億円。モルトを原料とするモルトウイスキーはウイスキーの全生産量のうち、およそ7割を占めているウイスキーです。

    グレーン・ウイスキーの原料

    トウモロコシ、ライ麦、小麦などの穀物(grain)を主原料に、大麦麦芽を原料として加えて糖化・発酵させたウイスキーです。連続式蒸留機による蒸留を経るため、モルトウイスキーに較べ香味に乏しく、通常はブレンデッドウイスキーに加えられ、風味を和らげます。

    しかしモルトを原料とする高級モルトウイスキー同様の長期熟成を行ったシングル・グレーンの最終商品も稀少ながら発売されています。

    ブレンデッド・ウイスキーの原料

    スコッチ・ウイスキーにおいては、大麦麦芽を原料としたモルト・ウイスキーと穀類を原料としたグレーン・ウイスキーをブレンドしたものです。そのため大量生産や品質の安定に適しています。アメリカン・ウイスキーにおいては、ストレート・ウイスキーに他のウイスキーまたはスピリッツを混ぜたものを指します。

    ライ・ウイスキーってご存知でしたか?原料はもちろん・・・

    ライ麦を主原料とするウイスキーです。原料については2種類あるが、基本的にライ麦から作られています。アメリカでは、ライ・ウイスキーは法律でマッシュ(原料となる麦芽液)の51パーセント以上の原料がライ麦で作られているものと決まっています。マッシュ(原料となる麦芽液)の残りは、主としてトウモロコシと麦芽を原料としたものです。ライ・ウイスキーはアメリカ北東部、特にペンシルベニア州とメリーランド州での生産が一般的であったが、禁酒法のあと、わずかな生産業者が残りました。ウイスキーベースの代表的なカクテルであるマンハッタンの正式なレシピでは、ベースとなるウイスキーにライ・ウイスキーを使います。

    コーン・ウイスキーの原料と熟成

    コーン・ウイスキーとは、原料グレインとして80パーセント以上のコーン(トウモロコシ)を含む原料のマッシュから造られるアメリカ産のウイスキー(アメリカン・ウイスキー)です。しばしば、「コーン・リカー」とも呼ばれます。このコーンを主原料とするコーン・ウイスキーは、蒸留の工程で体積比で80パーセントを越えない濃度までしか、エタノールの濃度を上げません。コーン・ウィスキーには熟成させる義務はなく、そのまま出荷しても構いません。この場合、コーンを主原料とする液色は無色透明です。なお、もし熟成させる場合は、新品の焼き焦がしを入れていないオーク製の樽か、中古の樽を使って熟成させねばなりません。また熟成させたとしても、熟成期間は通常短く、6ヶ月程度のことが多いです。ただし、もっと長く熟成させることもあります。樽での熟成を行うことで、ウイスキーは色と風味を獲得し、また、きつさが減りまろやかな味わいとなります。

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